「ここに住んでる?」ベランダの薪から現れる小さな家守
ベランダに、家守が住んでいます。
出会いは去年の春頃。
夜にベランダへ出ると、ときどき姿を見せてくれる子がいます。
最初は「たまたま迷い込んだのかな」と思っていましたが、何度も同じ場所に現れるうちに気づきました。
〝さてはこの子、住んでいる〟と。
先日も、ひょっこり出てきたので写真を一枚。

フラッシュのせい?なのか、元々なのか、目が真っ赤に写っていて、ちっこいドラゴンみたい。
しかも白い。
もしかしたらグレーかもだけど、縁起が良いので白ってことにします。
でも実際は、まったく動じない、おとなしい子です。
むしろカメラを向けても逃げない。なかなかの胆力です。

たぶん、薪の中が家です。
うちのベランダには、キャンプ用の薪がたくさん置いてあります。
ヤモリはその隙間から、ちょろちょろっと出てくることが多い。
状況証拠から見て、おそらく薪の中で暮らしていると推測。
ひとつだけ心配があるとすれば。
キャンプへ行くたびに、その薪を車に積み込みます。
もし薪の奥で熟睡していたら……気づかないまま一緒に連れていってしまう可能性が、わりと高いです。
到着したキャンプ場で薪割りをしていたら、〝えっ〟てなるやつです。お互いに。

ヤモリは「家守」と書きます。
その名のとおり、古くから家を守る縁起のいい生き物として親しまれてきました。
特に白いヤモリは
・家を守る存在
・運氣が守られているサイン
・新しいステージへの後押し
・金運・仕事運の上昇、良縁を運ぶ存在
と言われています。
なので、たとえ、ちょっとグレーがかってるとか言われようと、この子は白いヤモリと認定します。
実際のところ、運氣を運んできてくれるかどうかは分かりません。
ただ、虫を食べてくれるので純粋にありがたい存在です。
そして去年から住み続けているということは、少なくともこの場所が〝安心できる環境〟だということ。
そう考えると、ちょっと嬉しくなります。

忙しい毎日の、ほっとする一瞬
最近は仕事、セッション、本の執筆、noteの更新と、やることが積み重なっていました。
それでも夜にベランダへ出て、ひょこっとこの子を見つけると、不思議と気持ちが緩みます。
「お、今日もいたね。」
それだけで十分です。

運氣というのは、特別なことをした人だけに訪れるものではないと思っています。
日常の中にある小さなことに気づけるかどうか。
感謝できるかどうか。
その積み重ねが、少しずつ人生の流れをよくしていくのだと、わたしは感じています。
ベランダの小さな家守は、今日も何も語りません。
ただ虫を食べてるだけ。
それでも、「足元にある幸せを見落とすなよー」と、そっと教えてくれている気がします。
今年も元気に夏を越してほしいものです。
そして次のキャンプの前には、薪の中をちゃんと確認せねば!

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