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発達支援の現場に、なぜ今「教育」の視点が必要なのか

療育と教育は、これまで別々の場所で語られることが多かったように思います。

療育は「特性に合わせて支援する場所」、教育は「学力を伸ばす場所」。
そんなふうに、役割がきっぱり分かれているイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

私自身、長年、学習塾という教育の現場で子どもたちと関わってきました。
そして同時に、児童発達支援という療育の現場も持っています。

この二つを両方見てきたからこそ、はっきり感じることがあります。
療育の現場にこそ、もっと「教育」の視点が必要だ、ということです。

「今の困りごと」への支援だけで終わらせない

療育の現場は、目の前の困りごとに丁寧に向き合う場所です。それはとても大切な役割です。

ただ、子どもたちはいずれ、学校に通い、勉強をし、進路を選び、社会に出ていきます。
「今、この場でどう困りごとを減らすか」だけでなく、「この先、どんな学びの力が必要になるか」という、少し先を見据えた視点が、支援の中に組み込まれている必要があります。

これは、学習塾という「学びの結果」が問われる現場に身を置いてきたからこそ、強く感じる部分です。

"できないこと"の先にある、"どう学ぶか"を一緒に考える

療育の現場では、「苦手なことをどう補うか」に注目が集まりがちです。
もちろんそれは大切です。でも、それだけでは、その先の学びにはつながりません。

「この子はどうやって学ぶと理解しやすいのか」
「この子にとって、勉強への苦手意識をこれ以上積み重ねない関わり方は何か」

こうした問いは、教育の現場で日々、学力と向き合ってきた視点があるからこそ、具体的に立てられる問いだと感じています。

分断されたままだと、子どもが一番割を食う

療育と教育が別々の場所で完結していると、情報も視点も分断されたままになります。
療育の現場で見えていた特性が、学校や塾には伝わらない。学習の現場で見えていたつまずきが、療育には伝わらない。

その間に立たされているのは、いつも子ども自身です。

私たちが学習塾と児童発達支援、両方の教室を運営しているのは、まさにこの分断をなくしたいという思いからです。
一人の子どもを、「療育の対象」と「学習の対象」に分けるのではなく、一人の子どもとして、続けて見ていく。

そうした視点を持つ現場が、これからもっと必要になってくると思っています。

発達支援と教育、あなたのお子さんに関わる場では、どちらの視点が強いと感じますか?
よかったらコメントで教えてください。

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