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mike_oribe
if & if 「不老不死の先」
もしも、老化する遺伝子を排除し、ヒトデのように損傷した部位を再生させる全能性幹細胞を取り入れれば、我々は不老不死になれる。
しかし、不老不死になっても、安心して暮らせるわけではない。
住宅ローンも、会社の人間関係も、夫婦げんかも終わらないからだ。
刑務所の「終身刑」は、本当に終身になってしまう。
国は年金を廃止し、定年を三百歳に引き上げる。
「人生100年時代」と言われたフレーズも、「0」が一つ増える。
やがて、人々は長すぎる生に退屈し、不老不死より、「好きな時に死ねる権利」を求めるに違いない。
製薬会社は、ニーズに応え、「老いて死ねる薬」を開発するだろう。
しかし、薬は高価だから、富裕層しか購入できない。
不老不死が実現すると、死は最高のぜいたくになる。
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