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ひとくち日記🍎おおきなおかあさん

 中一の長男と一緒に歩いていた。ちょっと狭いところを通るか何かして、私の体がぶつかったんだと思う。
 からかうニュアンスで、息子が言った。
「ほらー、お母さん大きいから」

 小学生のころには既に体格がよく、スマートだったことなんてずっとない私。「ああそうだよね」と納得しかけた。
 いや、待てよ。

「今あなたのほうが身長高いし、体重だってお母さん越えたよね?」
 息子、一時、逡巡。
 そして口を開いた。
「心がね、大きいよね」

 こいつ、ごまかしたな。
 分かりきっているし、口先だけで言っている。だとしても、息子に持ち上げられるのは、やっぱり嬉しい。口が勝手にニヤける。

 チョロい母であった。

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