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【100歳まで幸せに生きるFIRE】#13 FXに人生を支配されていた頃

前回は、FXで700万円を失い、投資の怖さを知ったことについてお話ししました。

普通なら、その時点でFXをやめるべきだったのかもしれません。

しかし、私はやめることができませんでした。

一度味わってしまった「短期間で大きなお金を稼げる」という感覚が、頭から離れなかったのです。

相場が気になって仕事に集中できない

当時、私はシステムエンジニアとして働いていました。

残業も多く、毎日忙しい日々を送っていましたが、頭の中は仕事ではなく相場のことでいっぱいでした。

相場が気になり、トイレに行ってはチャートを確認したり。

夜中にふと目が覚めると、真っ先にスマートフォンを手に取り、為替レートを見ていました。

値動きが気になって、ゆっくり眠ることもできませんでした。

心を削ってお金を稼いでいた

当時の私は、「お金を増やしている」と思っていました。

でも、今振り返ると違います。

私は、自分の心を削って、それをお金に変えていたのです。

利益が出れば嬉しい。

でも、その嬉しさは長く続きません。

次はもっと利益を出したいと思うようになります。

反対に損失が出れば、不安で何も手につかなくなる。

相場に一喜一憂し、自分の感情まで値動きに支配されていました。

これでは、お金が増えても幸せとは言えません。

誰にも弱音を見せられなかった

周りには、できるだけ明るく振る舞っていました。

飲み会などで話すときも、

「また評価損が増えちゃいました。」

「離婚をして散々ですよ。」

と笑い話のように話していました。

でも、本当は違いました。

心の中では、いつも不安でした。

このまま資産がなくなったらどうしよう。

将来は大丈夫なのだろうか。

そんなことばかり考えていました。

笑って話していたのは、自分を保つためだったのかもしれません。

このままでは幸せになれない

FXを続けているうちに、一つだけはっきり分かったことがあります。

私は、お金を増やしたかったのではありません。

本当に欲しかったのは、安心して暮らせる毎日でした。

お金は、そのための手段だったはずです。

それなのに、お金を増やすことばかり考えた結果、一番大切な心の余裕を失っていました。

投資との付き合い方を変えようと思った

この頃から、私は少しずつ考え方が変わり始めました。

投資は人生を豊かにするためにあるものです。

投資のせいで眠れなくなったり、仕事に集中できなくなったり、毎日不安を抱えたりするのなら、それは私が望んでいた人生ではありません。

だから私は、「心に負担の少ない投資」を探し始めるようになりました。

この考え方が、後にインデックス投資を中心とした資産形成へつながっていきます。


次回は、「会社を辞めても困らない資産を作ろうと思った日」についてお話しします。

会社での出来事をきっかけに、私の資産形成は大きく方向転換することになります。


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