最低でも年収500万円なければ生活できないです
サラリーマンとして働きながら行政書士試験に受かって、開業をしようか悩まれている方から、よく聞く言葉があります。
「最低でも年収500万円くらいなければ生活できないです」
この言葉を初めて聞いた時、思いました。
「わかる!」

お子さんが小さい、家のローンがある、年に2回の家族旅行は必ず行きたい等々、それぞれのご家庭の事情があって、それはみんな大事なことなのだと思います。
その大事なことを守ろうと思えば、これだけのお金が必要という金額が出てきますよね。
私もサラリーマンをやめて起業した時は「家のローンもあるし、子どもはまだ小学生だし、家族の生活水準も落とせないから、最低でもこれくらいは年収が必要だ」という金額を考えていました。
その結果、どうなったでしょうか。
起業して収入が激減した
私は自己紹介でも書いたように、「楽しそう」という理由だけで、全く未経験の旅行業を開業するという暴挙に出ました😆

私の場合、起業して自由に自分のやりたいことが出来ることが楽しかったので、当時は収入に関してはそれほど悲観的にはなっていませんでしたが、今、数字だけ見ると、初年度は「ほぼ収入ゼロ」という鳥肌が立つような状態でした。
私の育った家庭はいわゆる中流家庭で、金持ちではないけれど、生活する上でお金には困らない程度の家庭でした。
大学を出て、会社に入って、起業するまでお金に困ったという記憶はありません。
サラリーマン時代もわりと高い給料を頂いていたので、起業当時もそれなりの預金があって、余裕をかましていました。
そんなぬるま湯人生の中で、突然の熱湯人生!
初年度は「ほぼ収入ゼロ」😆
2年目もちょっとマシになった程度で、ほとんど変わらず。
2年目が終わった時点では、鳥人間コンテストで言えば、もう片足が琵琶湖に着水していて、それでも必死に漕いでいるような状態でした。

この時、生まれて初めて借金をしました。
この借金は、事業のためのお金ではなく、食費や光熱費といった生活費のための借金でした。
「このお金がなくなったら、どうなるんだろう?」と他人事のように思っていました(笑)
で、そのお金が尽きるギリギリで、事業がうまくいきだして、「このお金がなくなったら、どうなるんだろう?」の先を見ることなく、浮上することが出来ました。
事業主のやるべき唯一のこと
ここら辺に来て、やっと自分の中でも考え方が変わってきたように思います。
事業主のやるべき唯一のこと。
それは「覚悟」だと分かりました。
何をするかを自分で決めて、それを実行して、世の中に必要とされれば収入になる。
必要とされなければ収入はない。
そのすべてを自分の責任とする「覚悟」。

雇われている場合は、指示されたことをやって、その対価として給料が支給されますよね。
自分がやったことで売上という結果が出ても出なくても、やると約束したことをやれば、当然対価をもらう。
だから「この仕事をするのであれば、これだけ必要です」という交渉を事業主に対してできる。
でも事業主は、何をやるかを決めたのは自分です。
収入があってもなくても、何をするかを決めて実行した自分の責任です。
自分が決めたことが世の中に必要とされれば、収入になる。
自分が決めたことが世の中に必要とされなければ、収入はない。
行政書士を開業した頃には、すでに起業して6年経っていたので、私の中では、こういった考え方は自然なものになっていました。
行政書士で年収500万円になるためには
それでは行政書士で年収500万円以上になるには、どうしたらいいのでしょうか。
これはそれぞれの考え方があると思うのですが、私は「特化して専門性を高める」ことに集中しました。

長く経験のある行政書士の先生は幅広い分野に詳しく、多くの実績もあるので、知識と経験では太刀打ちできません。
しかし、専門分野だけに集中して知識、経験をつんで、集客を頑張れば仕事を取れる可能性があります。
私の場合、ただ試験に受かっただけの実務経験ゼロの素人行政書士でしたので、民泊と入管業務に狙いを定めて特化して、とにかくその分野に絞って法令や役所の手順書などを熟読して、さらに経験を積むために料金は安くても受任しました。
結果、開業から3年目で500万円にちょっと届かないくらいの売上で、4年目以降にはさらに大きく伸びていきました。
最後に
「最低でも年収500万円くらいなければ生活できないです」と言っても、それを実現させるのは自分しかいないということなんです。
こうゆう話しを聞くと大変だと思うかもしれませんが、私の場合、「自分で考えたことができる」という楽しさの方が遥かに大きくて、お金は後からついてくるものというくらいの気持ちで、あまり大変だと思ったことはありません。
ちなみに、私の経験から言いますと、500万円以上なければ生活できないといっても、実際その状況になれば生活できます(笑)

