統一教会の後継者問題
統一教会の教祖は、ご存知、文鮮明総裁。
その後継をめぐって、さまざまに争いがあり、そこから分派が派生した、と言えると思います。
長男の孝進(ヒョジン)が、文鮮明総裁の存命中に、若くして亡くなり、また、次男の興進(フンジン)も早くに失くしたため、当初は三男(顕進)が立ったのだが、方向性が合わず、一番下の享進に譲ることになります。
その後、文鮮明師が他界した後、享進も方向性が分かれ、現在、家庭連合としては、夫人の韓鶴子氏が率いてきた。
そして、先月、長男・孝進の息子(韓鶴子氏の孫)の信出・信興が、相続式を通して、その位置を受け取った。彼らはまだ、宣教師という立場だが、そのうち、後継という役割を果たしていくことになるのでしょう。
さて、ここからは、私の勝手な解釈ですが(教義にも触れてしまうことを、あらかじめご了承ください)、そもそも神様は、アダムとエバをお創りになって、彼らが堕落せずに成熟・完成すれば、全てを引き継ぐ予定だった、と原理で教えています。
そのアダムの位置を、イエス様が復帰し、それを文鮮明師が受け継ぎ、一方で、エバの位置を韓鶴子氏が引き継いだ、ということになっているようです。
問題は、その後です。
アダムの位置、イエスの立場は、完成した人間なので、成長期間を完成し、神の直接主管圏(神様と一体となった生活を送れるようになること)に到達すれば、同じ位置に立てるはずです。
文先生がメシア・再臨主として立って、地上天国を建設する、と言われたころ、当初は3年でできる、と宣言していましたが、その後、統一教会は70周年を超えましたが、いまだに地上天国は来ていません。
それは、神の直接主管圏に入れた人が、誰もいないからです。
このままでは、誰も直接主管圏に行けないので、イエス様の時と同じように、人間は神になることはできない、と結論付けてしまいかねません。
文先生は、ご自分が縦横の八段階を勝利して、神様の立場に立つことができた、と言われますが、信徒たちは、その八段階のうちの3段階(個人・家庭・氏族)までやれば、残りはお父様(文先生)が責任を持つ、とおっしゃいました。
つまり、氏族メシアを勝利していれば、直接主管圏に入れてもらえて、完成できたわけで、地上天国に入れる人材(原理で言う「完成人間」)になれたはずなのです。
そうやって、完成したアダム・エバになれていたならば、その人が、神様と一体となり、そのまま後継者の資質を勝ち獲れていたはずです。
そういうかたちではなく、次の後継者として任命してもらうだけでは、位置が与えられただけで、後継者の内容にはまだ足らないので、いつまでも後継者問題が残ってしまうことになります。
完成したアダムは、イエス様とお父様の2人がいればそれでいい、というのではなくて、そもそもの神様の創造理想が、人間すべてが完成して、神様と共に天国生活をすることだったわけですから、私が成長期間を完成して、直接主管圏に入らないといけない、という目標を持って、信仰生活を送らないといけなかったんです。
それがなく、誰も、そこには到達できない、とあきらめていたために、こうした後継者問題が起こってしまった、というのが、私の認識です。
