【書評】仲根なのか写真集 SOFT&SWEET (GUIDEWORKS DIGITAL PHOTO BOOK)
夏の陽射しがやわらかく窓辺を照らす午後である。ふと手にしたデジタル写真集のタイトルが、静かに目に入る。『SOFT&SWEET』。仲根なのかという名の女性が、そこにいる。

身体の柔らかさを、彼女は自然にまとう。硬さや鋭さではなく、ふわりと空気を孕んだような肢体。ガイドワークスから届いたこの一冊は、その魅力を丁寧に掬い上げている。撮影を担当した清田大介のレンズは、決して急かさず、彼女の息遣いまでを静かに写し取る。画面を開くたび、まるでマシュマロをそっと指で押したような感触が蘇る。

茨城の空の下で育った彼女は、サンスポGoGoクイーンの座を手にし、グラビアの世界に確かな足跡を残してきた。Iカップの豊かな曲線と、軟体という稀有な特技。ヨガを愛し、アクロバットをこなす身体は、鍛えられつつも、どこか優しい。無理のない伸びやかさが、見る者の心をほどいていく。

写真集をめくる指が、自然とゆっくりになる。強い主張ではなく、甘く柔らかな余韻だけが残る。デジタルという媒体がもたらす気軽さが、かえって彼女の日常に近い温度を運んでくるのかもしれない。忙しい日常の合間に、ふと甘い時間を差し込んでくれる一冊だ。

美はときに鋭く、ときに激しく語られる。しかしここにあるのは、ただ優しく寄り添う美である。SOFTであり、SWEETであること。その二つが、仲根なのかという存在を通して、静かに輝いている。
夏の終わりに、そっとページを閉じながら思う。やわらかさは、確かに人を癒やすのだと。
