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【書評】桑島海空&大熊杏優&紀内乃秋&本郷柚巴写真集「seju4姉妹」 週プレ PHOTO BOOK

若い感性のきらめきというものは、時に言葉より雄弁だ。桑島海空、大熊杏優、紀内乃秋、本郷柚巴――いずれも次代を担う存在として注目を集める4人が一冊に結集したデジタル写真集「seju4姉妹 週プレ PHOTO BOOK」は、その事実を静かに、しかし確かな説得力をもって示している。タイトルに「姉妹」とあるが、血縁ではない。だがページをめくるほどに、4人の間に流れる空気の温度や、互いを映し合うまなざしの柔らかさが、まるで家族写真のような親密さを帯びてくる。

写真とは、光を写すだけの技術ではない。被写体の心の揺れ、撮る側のまなざし、そして見る側の想像力が重なり合って初めて一枚の世界が立ち上がる。本作はその三位一体の妙が随所に息づく。海空の透明感、杏優のしなやかな強さ、乃秋の静謐な佇まい、柚巴の明るさと芯のある存在感。それぞれが異なる個性を持ちながら、同じ空間に立つと不思議な調和を生む。4人が並ぶカットには、まるで季節の移ろいを一枚に閉じ込めたような豊かさがある。

デジタル写真集という形式も、彼女たちの魅力をより自由に解き放っている。紙の制約から解き放たれた構成は、光の粒子が画面の奥で揺らめくような臨場感を生み、読者はまるで撮影現場の空気を吸い込むかのような感覚に包まれる。スクリーン越しでありながら、距離が縮まる。これはデジタル時代の写真表現が到達した新しい親密さと言えるだろう。

4人の姿を追っていると、ふと「若さとは何か」という問いが浮かぶ。無垢さか、勢いか、あるいは未来への予感か。本作の答えは単純ではない。むしろ、若さとは多面体であり、光の当たり方によっていかようにも表情を変えるものだと教えてくれる。4人の表情が時に大人び、時にあどけなく、時に挑むように輝くのは、その多面性が自然に滲み出ているからだ。

時代の変わり目には新しい風が吹く。本作に収められた4人の姿は、その風の先端に立つ者たちの瑞々しい証しである。写真集とは単なる記録ではなく、未来への予兆を写し取る器でもある。彼女たちがこれからどんな道を歩むのか――その答えはまだ白紙だが、この一冊は確かに言う。「ここから始まる」と。

静かに、しかし確かな希望を感じさせる写真集である。

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