スマホ依存をやめたら睡眠の質が改善した話
以前の私は、寝る直前までスマホを見ることが当たり前でした。
「あと5分だけ。」
そう思ってSNSを開くと、気が付けば30分、1時間と時間が過ぎていました。
動画を見て、友人の投稿を眺めて、ニュースを読んで、また別のアプリを開く。
眠るためにベッドへ入ったはずなのに、頭はどんどん覚醒していきます。
翌朝はアラームを何度も止め、ギリギリまで布団から出られない。
日中は眠気が続き、集中力も落ちる。
「最近なんとなく疲れが取れない。」
そんな毎日を過ごしていました。
当時は、「大学の授業が忙しいから」「アルバイトで疲れているから」と理由を考えていましたが、本当の原因は寝る前のスマホ習慣だったのかもしれません。
現代ではスマートフォンは生活に欠かせない存在です。
連絡手段としても、勉強のツールとしても、情報収集の手段としても便利です。
だからこそ、完全に使わない生活は現実的ではありません。
重要なのは、「使わないこと」ではなく、「使い方を変えること」です。
私が最初に取り組んだのは、とても小さなルールでした。
「寝る30分前はスマホを見ない。」
たったこれだけです。
最初の数日は落ち着きませんでした。
何となくスマホを探してしまう。
通知が気になる。
SNSで何か更新されていないか確認したくなる。
しかし、一週間ほど続けると、その違和感は少しずつ減っていきました。
代わりに始めたのは読書です。
難しい本ではありません。
10分から15分程度、気になる本をゆっくり読むだけでした。
スマホと違い、読書は次々と刺激が入ってくるわけではありません。
自然と眠気が訪れ、以前よりスムーズに眠れる日が増えました。
睡眠は量だけでなく質も重要だと言われています。
睡眠の質とは、「ぐっすり眠れて、翌朝すっきり目覚められる状態」を指します。
厚生労働省や睡眠に関する研究では、寝る前の強い光や刺激は睡眠に影響を与える可能性があることが示されています。
スマートフォンやタブレットから発せられる光には、青色光(ブルーライト)と呼ばれる成分が含まれています。
ブルーライトは日中の活動には役立つ一方で、夜遅くに強く浴びると眠気に関わる体内リズムへ影響を及ぼす可能性があるとされています。
もちろん、スマホだけが睡眠不足の原因ではありません。
ストレスや生活リズム、カフェインの摂取など、さまざまな要因があります。
しかし私の場合、寝る前のスマホ時間を減らしたことは、睡眠を見直す大きなきっかけになりました。
さらに変わったのは、朝の時間です。
以前は目覚めてもスマホを開くことから一日が始まっていました。
SNS。
ニュース。
メッセージ。
起きて数分で大量の情報が頭に入ってきます。
しかし今は、まずカーテンを開けます。
コップ一杯の水を飲みます。
朝日を浴びながら軽く体を動かします。
この順番に変えただけで、一日のスタートが以前より穏やかになりました。
スマホは便利な道具です。
しかし、便利だからこそ使い方を間違えると、自分の時間や睡眠を少しずつ奪ってしまいます。
私が学んだのは、「スマホをやめる」のではなく、「スマホに使われない」ことの大切さでした。
睡眠の質を改善したいと思っている人は、高価な寝具を買う前に、まず寝る前30分の過ごし方を見直してみてください。
それだけでも、毎朝の目覚めが少し変わるかもしれません。
