思想哲学の蘊蓄と本格ミステリ

『オイディプス症候群』笠井潔
あらすじ
謎の病に罹患したウイルス学者フランソワから預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師マドック博士に届けるべくエーゲ海のミノタウロス島に渡る。島の館には十人の男女が滞在することになるが、嵐で島は孤立、ギリシア神話をなぞるように装飾された客の死体が次々に発見される! 奇怪な連続殺人の真相は? 

ある意味一番矢吹シリーズ読んで来てミステリとして一番好きな作品だ。
島に行く前から怪しいことと、顔のない屍体そして黒幕の影と盛りだくさんですが、島に行ってからは連続殺人は起き、その度ごとに状況が変わり終盤の凶器に関するロジックや事件の背景の物語、矢吹が不在期間に何をしたのか、などめちゃくちゃ満足出来る作品でした。
…果たして最新作にはいつ追いつけるかなあ。

いいなと思ったら応援しよう!