境界を旅する
半島
松浦寿輝氏の「半島」という
不思議な物語を時々思ひ出す
半島のある小さな街には
無数の小さな迷路が走る
たまたま泊まった宿の庭先から
一つの小径を進むと迷路に入り込む
現から夢の境界へ
現在から過去の世界へ
半島は陸と海との
境界を象徴している
日常と非日常、そして
意識と無意識の境界
オンザロック
ふと出会った村上春樹氏の
「街とその不確かな壁」
主人公は、本が好きで
夜はスコッチのオンザロック
自炊を好み、早寝早起きで
散歩の後に同じカフェに立寄る
夢や過去の記憶を大切にして
規則正しい暮らしをしている。
壁、影、疫病と比喩が多く
まるで夢のような物語
スコッチをオンザロックで
夜を忘れて大作を読み終えた

