亡くなった大切な存在と、出会いなおす時間 — 5月31日、應典院にて
こんにちは、アーティストの上田順平です。
ふとした瞬間に、思い出すことはありませんか。
あの人のこと。あの子のこと。もういないのに、でも、どこかでまだ続いているような感覚。
こうした感覚は、最近ではアニメ『葬送のフリーレン』の中にも描かれているように、どこか身近なものになってきているのかもしれません。
私は1998年の冬に両親を相次いで自死で亡くしました。突如として死に近づいた21歳の私は、死に飲み込まれそうになりながら、それでもなんとか生きていました。
10年後、新しい家族ができて、子を授かり、自らが親になったとき、私の中で生きている両親と対話していることに気づいて驚きました。
亡くなった存在と、まだ関係が続いている。
その実感を形にしたくて、2017年に写真集「Picture of My Life」を出版しました。
そして今回、作品展示と対話を通じて、「亡くなった大切な存在と、出会い直すこと」を参加者の方々と共有してみる時間を企画しました。
写真と言葉で、その関係にふれる

会場では、私、上田順平の作品「Picture of My Life」を展示します。
この作品は、父が遺した絵と、母が好んで撮った家族の記念写真を手がかりに、亡くなった存在との関係にふたたび触れていく試みです。
答えを提示する展示ではなく、見た人それぞれの中に、何かが立ち上がってくることを意図しています。
入場は無料です。
語ることで、その存在が「いまここ」に立ち上がる
作品を見た後、もしよければ「縁起の対話ラウンジ」にも参加してみてください。
まず、私自身の体験をひとつの例としてお話しします。その後、参加者の方に、持参いただいた写真や思い出の品を手がかりに語っていただきます。
語ることで、亡くなった大切な存在との関係が「いまここ」に立ち上がってくる。
その存在は「過去の出来事」ではなく、「現在も関係し続けている存在」として、ふたたび感じられるかもしれない。
それがこの場で試したいことです。
少人数(定員5名)で行います。
泣いたっていい、笑い話をしたっていい。
気軽に遊びにきて、
ゆるやかな時間を一緒に過ごせたらと思います。
この場について
対話に正解はなく、沈黙も尊重します。
評価や助言はしません。この場での話は、許可なく外部やSNSには共有しません。
なお、本企画はグリーフケアを目的としたプログラムではなく、心理職の同席もありません。
日常は送れているけれど、ふとした瞬間にその存在を思い出すことがある方のための企画です。
人だけでなく、ペットなど、大切な存在であれば、どんな関係でも構いません。
開催概要
日時:2026年5月31日 13時30分〜14時50分
会場:應典院
住所:大阪市天王寺区下寺町1-1-27
作品展示:無料(当日13時〜15時まで鑑賞可)
対話ラウンジ:500円 / 定員5名 / 所要時間80分
持ち物:亡くなった大切な存在にまつわる写真や思い出の品(1点)
申し込みはこちら
↓
参加フォーム
気軽に遊びにこれて、
ほっこりするような場にしたいなと思っています。
当日は13時から作品展「Picture of My Life」をご覧いただけますので、もしよろしければその後、対話ラウンジ(13時30分開始)にもご参加いただけたらと思います。
これから先のこと
この作品展示と対話ラウンジは、一度きりではなく、続けていく予定です。
イベントの積み重ねによって「亡くなった大切な存在と、まだ関係が続いている」という実感が社会に広がっていくことを意図しています。
5月の場が、その始まりとなります。
上田順平

