毎日、土曜日でいいんじゃね?
生徒1「あー、また月曜が来ちゃったよ。」
生徒2「今週はイベントがないからキツイな。」
生徒1「もう月曜はなしでいいよ。」
生徒2「それだと日曜の次に火曜が来るだけじゃ
ん。」
生徒1「そうか、じゃあ、毎日を土曜にする
か。」
生徒2「それだわ。俺を大統領にしてみ。全部、
土曜日にするから。」
生徒1「絶対、お前に投票するわ。頼んだぞ。」
生徒2「任せろ。」
生徒3「毎日土曜日だったらうれしくも何ともな
いでしょ。あんたたち、バッカじゃない。
それに大統領だからってそんなこと決めら
れるはずないじゃない。」
生徒2「ありゃりゃ、夢がねぇこと。」
先生「いや、あながちそうとも言えんよ。ユダヤ
人を絶滅させるって法律作って実際に数百
万人も捕えて6百万人殺したヒトラーって
のもいたからね。90年前のことだからそ
んなに大昔じゃいよ。」
生徒3「ひどい⋯。」
生徒1「それに比べりゃ毎日を土曜日にするな
んてのは可愛いもんだわな。」
生徒2「そんなことに国民みんな賛成したんでし
ょ。何で? それがヤバいよね。」
生徒1「ヒトラーがユダヤ人の絶滅じゃなくて毎
日を土曜日にしといてくれてたらなぁ。今
日も明日も土曜日だからな。ヒトラーは今
ごろ愛される偉人だったわけだ。」
生徒3「だからぁ、ヒトラーはドイツなんだっ
て。」
生徒2「でも、毎日が土曜日、ワンチャンいけん
じゃね?」
(2026年、6月)
