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酒乱モラハラDV旦那が大暴れ。震える手で110番通報し、警察に連行してもらった修羅場の夜

酒乱モラハラ旦那と離婚したさちなです。

前回は無料相談会に行ったお話を書きました。

ママ友、お姉さんに心の傷を癒やしてもらった私は、もう昔の「ただ怯えて泣くだけの妻」ではありませんでした。


「絶対に、子どもたちを連れてこの家を出る」


心に固い決意を秘めた私は、今までため込んだ証拠を持ち法律のプロのもとへ向かったのでした。
心が軽くなり、一歩前進したと喜びをかみしめていた矢先、死を覚悟した夜が訪れたのです。


 

限界を超えた夜:酒乱の暴走と恐怖の110番通報


この日、私と子ども達はもうすぐ誕生日を迎えるお友達のプレゼントを考えていました。

リビングでは、義母が旦那に料理を振る舞い旦那もご機嫌で飲み食いしていたと思います。

ところが!
しばらくしてリビングから、今にも何かが破壊されるような激しい音が響いていきました。

「ふざけんじゃねえよ! ぶっ殺してやる!」

何事!?
驚いた私は子ども達に部屋から出ないように伝えて、リビングに向かいました。
そこには酒の匂いと怒り狂った声で怒りに震えている旦那の姿。もう、私の知っている人間ではありませんでした。

この時の旦那の姿をどう表現すればいいのか・・・とにかく義母に向けた殺気はもの凄かったと思います。

さっきまで激しい親子喧嘩を繰り広げていた義母は、旦那の暴れっぷりが自分の手に負えなくなると、私をリビングに置き去りにしたまま、そそくさと自分の部屋へ逃げ帰り、鍵を閉めて閉じこもってしまいました。

残されたのは、椅子を頭上に振り回し、誰もいない空間に向かって一人で怒鳴り散らしている怪物と、恐怖で身をすくませる私だけ。

「もう、無理だ。殺される」

私は震える手でスマートフォンを握りしめ、物音を立てないように息を潜めて110番を押しました。オペレーターの冷静な声に、今置かれている状況を必死で、掠れた声で伝えました。


数分後。テレビドラマのような大げさなサイレンも、激しいドアのノック音もありませんでした。インターホンが小さく鳴り、カチャリと静かにドアが開く。

気配を消すようにして入ってきたのは、数人の警察官でした。彼らは怒鳴ることも慌てることもなく、驚くほど静かに家の中へと進んできました。


「警察さんは関係ないんで」モラハラ男の情けない豹変


リビングのドアが開いた瞬間、警察官たちの目に飛び込んできたのは、荒れ果てた部屋でなおも椅子を振り回して絶叫している旦那の姿。泥酔し、怒りで目が血走っている旦那は、制服を着た警察官たちがすぐ目の前に立っていることすら、全く認識できていないようでした。

その異様な光景を見た一人の警察官が、ため息混じりに、驚くほど冷静な、低い声で言いました。

「あー、これは酷いな……」

その瞬間、それまで狂ったように暴れていた旦那が、警察官の姿を視認した途端、ピタリと動きを止めました。正式な制服を着た警察官たちの威圧感に気付いたのか、さっきまでの凶暴さが嘘のように、急に小さく丸くなって、情けない弱々しい声を絞り出したのです。

「あ、警察さんは全然関係ないんで……」

私や義母には暴力を振るうくせに、本物の権力(警察)の前に出た途端に一瞬でペコペコとへりくだる。そのあまりにもみっともない豹変っぷりに、私の心は恐怖を通り越して、冷ややかに冷めていくのを感じました。これが、この男の正体だったんだ、と。

警察官はそんな旦那の言い訳を相手にせず、静かに、けれど確実にその身柄を押さえ込みました。そして、一歩前に出ると、まるで小さな子供をなだめるかのような口調で言いました。

「お父さーん、落ち着こうかー」


家の中がこれほどの大騒ぎになり、何人もの警察官が行き交っているというのに、義母の部屋のドアが開く気配は一切ありませんでした。

見かねた警察官が、義母の部屋のドアを叩いて声をかけました。しかし、部屋の奥から返ってきたのは、信じられない言葉でした。

「私は関係ありませんから」

この大騒動の引き金を一緒に引いた張本人であり、自分の息子が警察に押さえ込まれているというのに、自分に都合が悪くなると「知らぬ存ぜぬ」を貫き通す。ドア越しに放たれたその無責任な一言に、声をかけた警察官も思わず顔を見合わせ、深くため息をついて呆れ返っていました。

旦那が「よし、じゃあちょっと署で話を聞こうか」と促され、おぼつかない足取りのまま静かにパトカーへと連行されていったあと、私はリビングで警察官からの事情聴取に応じました。

ガタガタと震えが止まらない私に、警察官はそっと歩み寄り、目線を合わせるようにして優しく声をかけてくれました。

「奥さん、怪我はないですか? お腹とか痛むところはない?」

さらに、奥の部屋を気にかけながら、「お子さんたちは大丈夫? 怖がってないかな。まずは子どもたちのところへ行ってあげてください」と、何より子どもたちの安全を真っ先に心配してくれたのです。

その温かさに涙が一気に溢れ出そうになりながらも、私は必死に心を落ち着かせ、警察官の質問に答えました。今夜何があったのか。日頃からどのようなモラハラやDVがあったのか。

そして、我が家の家族構成はどうなっているのか――。聞かれたことを、記憶を辿りながら一つひとつ、明確に伝えました。

警察官たちがすべての手続きを終えて去ったあと、我が家には不気味なほどの静寂が戻ってきました。結局、義母は最後まで部屋から出てきませんでした。

めちゃくちゃに散らかったリビングの真ん中で、私は自分の両手を強く握りしめました。警察の前で一瞬で弱くなったあの情けない男の姿と、自分だけ守って閉じこもった義母の冷酷さを見て、もう未練なんて一欠片も残っていませんでした。

「もう、絶対にここには戻らない」

パトカーの去った静寂の中で、私は子どもたちを守り抜き、この家を出ていくという人生で一番強い覚悟を固めていたのです。


【実体験から学ぶ】もし自宅で警察を呼ぶことになったら


この記事を読んでくださっている方の中には、今まさにパートナーのモラハラやDV、酒乱に悩んでいる方もいるかもしれません。私の体験から、もしもの時のために知っておいてほしい「リアルな教訓」を5つ共有します。

① 110番は迷わず別室(鍵のかかる場所)から

暴れている本人の前で通報すると、スマホを奪われたり、さらに逆上して凶暴化する危険があります。私はトイレや別室に駆け込み、鍵をかけてから通報しました。声が小さくても、オペレーターは状況を察してくれます。

② 警察は驚くほど「静かに」やってくる

ドラマのようにサイレンを鳴らして突入してくることはありません。近所に配慮して、気配を消して静かに入ってきてくれます。「通報したから大騒ぎになって近所にバレるかも」という心配は、プロがうまくコントロールしてくれます。

③ 日頃の証拠(日記、録音、写真)が身を助ける

警察官に事情を話す際、日頃の家族構成や「これまでの被害」を伝えることになります。暴言の録音や、壊された物の写真、日記などがあると、警察も事態の深刻さをすぐに理解し、味方になって動きやすくなります。

④ 警察が来た事実は「公的な証拠(保護記録)」になる

110番して警察が現場に到着した事実や、旦那が連行された記録は、警察内部にしっかりと残ります。これは後に調停や裁判で「婚姻を継続しがたい重大な事由(DV・モラハラ)」を証明する最強の武器になります。民間シェルターや弁護士に相談する際も、話が非常にスムーズに進みます。

⑤ 自分の「家族構成」や「本籍地」をすぐ言えるようにしておく

極限のパニック状態でも、警察官からは冷静に家族構成や生年月日、本籍地などを聞かれます。私は記憶を振り絞って話しましたが、もしもの時のために、子どもの情報や緊急連絡先などをメモしたものをスマホの鍵付きフォルダ等に隠しておくのがおすすめです。

この夜の出来事が、私の「離婚へのカウントダウン」の決定打となりました。

🎁 次回予告

『義母との呆れたやり取り いつまでたっても愛しい息子』

翌朝部屋から出てきた義母との呆れたやり取りについてお話しします。
だからいつまでも変わらないんだよ・・・


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

あなたが1人で抱え込まず、優しい誰かと繋がれる夜でありますように。

いっしょに、一歩ずつ進んでいきましょうね。

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