「あなたが生きていてくれて幸せ」
先日、実家に帰ったときに、カーネーションを母に渡した
「旦那さんと一緒に選んだよ」と言うと、母は、とても嬉しそうだった
母の日当日の朝は、母にメッセージを送った
ありがとうの気持ちと、今まで母に支えられて今があることも伝えた
少し経って、母から返信が届いた
そこには、
「お母さんは、花ちゃんが生きていてくれて幸せだよ。」と書かれていた
泣きそうになった
今まで、どれだけ母に当たってきただろう?
ひどいことをしてきただろう?
私はうつ病になって、働けなくなって、長い間、実家にいた
過食嘔吐もひどく、家では、暴れることも多かった
うまくいかない食行動に、自分でも抑えられない感情
何度も「死にたい」と叫び、夜中、家から飛び出したり、夜間の救急外来に運ばれたり、薬を大量に飲んだり、腕を切ったり、数え切れない
あの頃は、それでも必死だったのだ
うまく生きられなかった
そばに父も母もいたのに、心は寂しかった
治らない過食嘔吐にうつ病
眠れない
食べられない、食べ過ぎる
嘔吐するほど詰め込む毎日
私の心は、崩壊していた
だから、当たるところのない私は、きっと母に当たってしまっていたのかもしれない
一番好きだったのに
母は、親の会に参加したり、カウンセリングを受けたり、私を治すことに必死に動いてくれた
だんだんと症状が落ち着いてきても、またぶり返すことを繰り返しながら、何とか仕事へ行けるくらいまで回復し、その後、結婚して実家を出た
今でも、休みの日は、母と電話で話したり、相談したりする
私がうつ病真っ只中の時から、もう何年経っただろう?
母も年をとった
私が元気になった姿を見せたいのに、今でも体調が落ち着かない
時々、死にたいとさえ思ってしまう
そんな時、母はいつも言う
「花ちゃんが生きていなかったら、お母さんはとっくに死んでるよ。花ちゃんが生きてるから、お母さんも生きているんだよ。みんな花ちゃんが生きていることが嬉しいんだよ。」
「死にたくなることも病気のしわざ。病気が思わせてるだけで、花ちゃんは、本当は生きたいんだよ。」
何度言われたことかわからない
何度この言葉に救われているかわからない
母の日にお礼を言うのは、子どもの私のほうなのに、母は、私に何回も
「生きていてくれてありがとう。生きていてくれて、お母さんは幸せだよ。」
と言ってくれた
あの苦しみがあって、今がある
あのとき、死ななくてよかったし、生きていてよかったと思う
それは、母も同じ気持ちだったんだ
お母さん、ありがとう
