格ゲープロから初心者へ教える時の思考
GPG|K2です!
https://twitter.com/K2_KOF
KOFXVの発売以降、およそ毎月くらいでオフイベント「KOFXV初中級者講習会」の講師を行なっています。
※御茶ノ水のLUCYで開催。私と同じく第一線のプレイヤー達が講師を行います。
https://twitter.com/LUCY_FightClub/status/1620039747493330946?s=20&t=d6ZmOPgAjmJc7kvo58Gg-A
色々な層の方にご参加頂けて…ありがたいことにKOFを触り始める初心者の方を教える機会も多いのです。
その中で感じた所感とか、手応えを感じた自分なりのやり方を紹介したいと思います。
※ここでは、対人対戦を楽しむための上達を目的とします。
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★実は、受講側が上級者であるほど教えるのは簡単
格ゲー経験者はゲームの上達の仕方、知識の応用の仕方を既に知っているので
質問が来た内容にそのまま答えるだけで、即理解してもらえます。あとは、少し補足してあげるくらいですぐ実戦に取り入れてくれますから、教える方も楽なのです。
(相手より知識がなきゃいかんですが)
→逆に、ゲームの楽しみ方や上達の仕方をまだ知らないような…
つまり初心者であるほど、本当に身になるような講習とするのは難しいと感じています。
【理由】
・知識をただ伝えても、その知識の使い方がわからず腑に落ちない&活用できないため。
・格ゲーとの付き合い方がまだ出来上がっておらず、教えることの相手への影響力が大きいため。
で、次からが本題です。
まず教え方には各人のスタイルや得手不得手もあるので
「相手の質問に、回答の理由を付けて答える」が当たり前に基本で超重要なんですが(+少し知識を付け加えてあげる、くらいで)
「この人がよりゲームを楽しめるために、自分に何ができるだろうか」を考えてアレンジした時に
自分のやり方でとても満足してもらえている実感があったので、せっかくなので紹介してみます。
★初心者へ教える時に心がけている事6点
①前提
・言うまでもないが、誠実に対応。”あの” ゲーマーが、講習の場にわざわざ来るってのは最初は超ハードル高いことだと思うので。来て頂いてありがとうございます。
・相手の否定をせず、尊重する。
+親身に会話をして、相手の思いをなるべく理解できるよう心がける。
・相手の質問以上のことを、知識経験を持っているこちら側から察して伝えてあげることが多々あるので
内容が押し付けにならないよう、おせっかいとのバランスは考えつつ…あくまで主役の受講者のスタンスに合わせる。講師側は常に慎重に。
②会話しながら、本当に求めていることがどんな事なのかを引き出してあげる
まずは頂いた質問に、理由を付けて回答。が、実は受講者はそもそも何を質問すればよいか分からないケースが多い。質問が用意できても、根本的な悩みには自分で気付けていなかったりさえする。
【例】
初心者向けのコンボを質問されて、回答する。
→しかしコンボを知っても、実戦でそもそもコンボ機会が訪れない&機会を狙って作れないのでコンボが成功しない問題があった。
→コンボ機会を自分から作りだすための、立ち回りでの触り方も併せて伝えてあげる。
※コンボやフレームは、レシピ化数値化できるため「知る形としてわかりやすい」ものだが、それだけに成長の発想や頼りどころがこちらに偏りがち。
③できる行動がありすぎて、結局何をしてよいかわからないパターンが多いよくわからないまま戦うものの(ガチャプレイになる)、どうして勝ったか負けたかが分からないため成長に繋がらず、楽しみにくい。
→実戦を楽しみやすくするために、オススメの行動を作ったり優先度をつけてあげる。
また、ネットに転がる知識は得ていても、その取捨選択や優先度がつけられず結局実戦ではぐちゃぐちゃになるケースも多い。重要な知識を1~10まで言葉では知っていても、実戦での出力は間に合わないものなので。それを可能な範囲に誘導してあげたり。
④メインで伝える内容にオマケして、その次のステップアップの要素や新しい楽しみ要素を伝え、成長のモチベアップに繋げる。
受講者はその知識の範疇でしか成長方法や楽しみ方の発想はできないので、知っている側から添えてあげる。
要素は無限にあるために、伝えすぎるとメインがブレるので、あくまで少しだけ。添えるだけ。
⑤受講者が、実戦で本当に現実的にできる内容なのかを考える。
成長段階のレベルに合った内容を伝える。あまりにも練習が必要な内容では、逆にモチベダウンに繋がるので。
【例】
1.基本コンボを教えてと言われ、小足始動からの基本コンボを教える(2B2A3Cバーンナックル)
→しかし実際は、実戦で弱攻撃を素早く刻む+ヒット確認はまだ遥かに先の段階だったので
まずは強攻撃から入れ込みOKのコンボも教えてあげる(近C6Aクラックシュート、2Cバーンナックル)
2.対空行動を教えてと言われ、昇龍対空を教える
→しかし実際は、実戦でできる段階まではまだ遠い。
なのでまずは2Cの簡易アッパー対空と、通常技や飛びの置きで相手の飛びを防ぐ行動をメイン対空行動として教えてあげる。
⑥同じ温度感でゲームを共に楽しめる人を、紹介してあげる。
講習で会話しながらゲームをすれば、腕前も楽しみ方のスタンスも理解できるものなので。
そしてゲームを楽しんでもらうのには、結局小手先の知識なんかより「一緒にゲームする友達がいるかどうか」の方が100倍ハードル高いけど有効だったりするので…。
同様に、講師側と気が合うかも大事だと思うので(消化のされ具合や、その後のアフターフォロー等にも繋がるので)、やはり教えることの内容もですが一緒にゲームを楽しめるかどうかは超絶大事だなと思います。
(要は、気の合う講師と楽しく講習できりゃそれでいいと思います)
※例えば、あらかじめ教える内容を細分項目化・システム化しておくのはやっぱり普遍的に有効な手法。
でも会話しながら、二人で探って共感し合いながら作りあげる講習よりも、⑥の観点はちょっと薄まっちゃうかもね…と一長一短に感じる。難しい。まぁ規模によるのかも。
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以上が頭にはあって
実際に会って会話しながらできるのであれば、各個人に合わせた濃い受講にしてあげられる自信はあるんですが
ネット越しだと難しく…(会話時の表情や温度感の情報と、実際の両者の操作のスムーズさが、無いので)。
文字上のやり取りだと、濃い内容は不可能なレベルになっちゃいます(一般的・表面的な内容しかまずムリ)。
なのでオフイベントは最高!というお話でした。
(毎月のLUCY講習会をよろしくお願いします)
https://twitter.com/ShotBar_LUCY/status/1624788676969639937?s=20&t=lL2NyhTaxGXQYaosGjbPTw
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ゲームの楽しみ方を広く深く知っているからこそのプロなので
今後も手の届く範囲で、皆が楽しむのをお手伝いしていけたらなあと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
P.S.
最近KOFXVの動画を毎週投稿しています。
キャラ解説系は特に人気を頂けているようですね。ありがとうございます。
https://youtu.be/b3DGrxhE5gk
こうした動画作成収録に使う台本も、なにか有効利用できるのかも?と思い立ったので
今度からnoteに投稿していきたいと思います。
(要約はもちろん動画を見るのがオススメです)
こちらも今後よろしくお願いします。
