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1歳児は、ちゃんと見ている

1歳児クラスの給食の時間、ずっと気になっていることがあった。子どもの身体の成長はそれぞれ違うのに、椅子の高さとテーブルの高さは調節できない。

そこで、使わなくなったジョイントマットを椅子の座面の大きさに切って、何枚か重ねて敷くことにした。これなら、子どもの身長に合わせて厚みを調節できる。

最初は、身近にある物で高さ調節できないかと仲間とあれこれ考えていた。ちょうどその頃、使わなくなったジョイントマットが捨てられず、余っていることを思い出した。それを有効利用するアイデアが浮かんだ。

使ってみた感想。一枚だと1.5cmほどの厚さで、大して変わらない。でも3〜4枚重ねると5センチほどになり、絶妙な低反発クッションになる。ちょうど良い厚みだ。しかも、子どもの成長に合わせて一枚ずつ減らしていけるのも、地味に便利だ。

座る席は決まっていないので、子どもが座った椅子に「はいはい、こちらね」と言いながらマットを敷いて回っていた。私が意識していないと、補助に入ってくれている保育者が敷くのを忘れてしまうくらいの、地味な調整だ。だから、私が休みの日はやっていないこともあるかもしれないが、それはそれでいいと思っていた。

でも、ある日、補助の職員がこんな話を教えてくれた。

先日、私が休みの日にマットを敷き忘れてしまったことがあったらしい。それに気づいたのは子どもたちがもう席について食べ始めた後だった。慌ててマットを持っていくと、子どもたちはみんな自分からお尻を上げて待っていてくれたという。その職員は、驚いたような、感心したような様子だった。

その話を聞いて、私はなんだかとっても胸が熱くなった。ささやかなことだけれど、胸の位置にテーブルがあっては食べにくいだろうという思いでこのマットを敷いていた。でも、やっぱりマットを敷いた方が食べやすいと感じているのか、小さな心がけをしっかり受け止めてくれている子どもたちに、1人感動してしまった。

多分、私のちょっとした心遣いは、ちゃんと子どもたちに届いていたんじゃないか…そう思うのは、都合の良い解釈だろうか。

それでも、誰かが自分のために手をかけてくれているという感覚は、言葉にしなくても伝わるものなんだと思う。

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