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【カウンセリングとは?#2】表面だけを見て「ジャッジ」することの危うさ

昨日の記事では、
キャリアコンサルティングや心理カウンセリングでは
「誰が正しいかを決める場所ではない」というお話をしました。

ここで、昨日も掲載した「ジュース勝手に飲まれちゃった事件」をもう少し深掘りしてみましょう。


【内容だけ再掲】
Aさん「Bさんが悪いよ、だって、私のジュース勝手に飲んだんだから

Bさん「いやいや、冷蔵庫にいくつもジュースがあって、名前書くルールだったのに、書いてないのは共用物扱いって説明したでしょ?」

Aさん「そうかもしれないけど、明らかに先輩が大量に買ってくれたジュースとは違うジュースだったし、飲む前に確認したらよくない?」

Cさん「まぁまぁ、どっちの言い分もわかるし、今回は私がAさんに同じジュース買うから、次回から気を付けるってことでどうかな?」


◇ 実は、背景にこんな情報があったら?

【例えば、BさんはAさんの目の前でジュースを飲んだとしたら】

たとえば、
Bさんがジュースを飲んだのが、実はAさんの目の前だったとします。
Aさんは買ってきたジュースを一瞬だけ冷蔵庫に入れて、
着替えようとしたそのとき!
目の前にいたBさんにAさんは「それ私の!」と言っていたのに、
Bさんが制止も聞かずに飲んでしまったとしたら……?
これなら「名前を書くルールを守っていなかったAさん」は、
悪くない、と思う方もいるのではないでしょうか。


【例えば、パッケージがそっくりだったとしたら】

たとえば、
Aさんは「先輩が大量に買ってくれたジュースとは明らかに違う」と言っていましたが、実はパッケージの形も色もそっくりだったとします。
先輩の差し入れは「りんごジュース」で、
Aさんのは「りんごゼリージュース」。
しかも、
冷蔵庫には裏面の成分表が(ぱっと見同じ缶に)見える向きで
置かれていたとします。
Aさんとしては、
「ジュース」と「ゼリージュース」なので、
明らかに違うという表現をしているとします。

この状態なら、Bさんが見分けるのは難しかったかもしれません。
「名前が書いてないからいいや」と飲んでしまうのも、
無理はないかも…、なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


◇ カラーバス効果

「いや、なんにせよ、
 飲む前に名前が書いてあるか裏返して確認すべきでしょ!」
という意見もあるかもしれません。
以前も少しお話ししたことがありますが、
人間には
「探そうと思っているものは見つけやすくなるけれど、
そうでないものは目に入らなくなる」という特性があります。
これを「カラーバス効果」なんて言ったりします。

例えば「冷蔵庫にあるのは全部先輩のりんごジュース(赤い缶)だ」
と思い込んでいる状態だと、
それ以外の違和感に気づけなくなったりするんです。
※Bさんを擁護しているわけではなく、
 単純に人間にはこんな特性もあるという紹介でございます。


◇ だからこそ、しっかり聞くことが大切

つまり、
もっともっとお話を聞いて背景や状況、
環境や想いなどを聞いていかないと、
何が起きているのかは、わからないんじゃないかと思うんです。

「Bさんは何度も人のものを飲む常習犯だった」とか、
「Aさんは何度言われても名前を書かない人だった」とか、
過去の経験や人間関係も絡んでいるかもしれません。

だからこそ、
誰が良い・悪いを「ジャッジする(裁く)」というのは、
すごく慎重にならないといけないし、
危ういものだな、と思っています。
そもそも、お互いが納得して解決できるなら、
ジャッジする必要すらないのかもしれません。

そんな「まだ見えていない景色」も含めて、
一緒に歩ませていただくのがカウンセリングや
キャリアコンサルティングの世界です。


◇ ジャッジ(判断や見立て)について

もちろん、
カウンセリングの中で「一切の判断(見立て)をしない」
というわけではありません。
ただ、ここで言うプロとしての「判断や見立て」とは、
誰が良い悪いかを「裁く」ためのものではなく、
「その方が今どんな状況にあって、
 どうすれば生きやすくなるか」を一緒に考えるための道標
のようなものです。

ですので、
表面的な情報だけで
「あなたが悪い」
「相手が正しい」
と判断できるものではないんですよ。
というお話でした。

あくまでこれは心理カウンセリングの
一つの側面のお話です。
まずは、その「正しさのぶつかり合い」から一歩降りて、
あなたの隣に立たせていただいて背景などをじっくり聴かせていただく。
そんな場所なんだよ、ということが少しでも伝われば幸いです。


◇ 次回のお話

ここまで「心理カウンセリングとキャリアコンサルティング」の
重なっている部分についてお話してきました。
でも、「キャリアコンサルティング」って
やっぱり違うものに感じるかもしれない。

ということもあるかと思い、
「キャリアコンサルティング」が
どうしてカウンセリングの側面があるのか、
そんな話と
間に入ってくれたCさんの行動について
お話をしてみようと思っています。

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【🐸から一言】

この「しんケア」シリーズを書くにあたって、
けっこう勇気が必要だったりしています。

なぜかというと、
基本的に「ゆるい」「ケア(カウンセリング)」な
記事を中心としたスタイルで
進めてきていますので、
フォーマルな企業やカウンセリングに関する記事は
少しだけ色が違うので、
正直、ちょっといつもと違う感覚だったり、
求めているものとズレることもあるのでは、
と思っております。

それでも、
誰にも相談できない悩みや、
「どうせ、誰に言っても変わらない」という想い、
そういったものがある方に、
カウンセリングってこんなものなんだよ、
こんな効果があるんだよ、って知ってもらいたいので
書いていってみようと思っています🌿

なかなか、フォーマルな内容で読みづらいかもしれませんが、
おたま吉とここぱちゃんにゆるくしてもらっていこうと思います。

おたま吉:
最後までお読みいただき、
ありがとうございましたじゃくし!
次回もオタマしみ(お楽しみ)に~

ここぱ:
…って、え!?
「ゆる」部分丸投げされてるかしら!?

まぁ、でも、
「フォーマル」とか「しんケア」って言ってる割に
最後に両生類が挨拶したり、
一言コメントしてるブログなんて
そうそうないと思うしね。

まぁ、これが「ゆる」いのかは
知らないけどね。

じゃあ、カラーバス効果についてちょっとお話しようかしら。

例えば「部屋の中の緑のものを探してみて!」
って言われて部屋を見渡してみる、とするでしょ。

さて、
「お部屋に赤いものはいくつあったでしょうか?」
って言われても、
お部屋を見渡した直後だとしても、
けっこうわからないものだったりするのよ。

だから、
「部屋を見渡したばかりでしょ!」って
言っても難しいこともあるから、
責めるのではなく、
「もう一回確認してみましょっ!」
って姿勢が大切なことも
あるんじゃないかしら、って私は思うわ。

さて、冷蔵庫のエビ🦐を探してみようかしら♪

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