僕と彼女と白球 35話
以前書いた続きです
上:はい集合
友:集合!
上:先週は1日目に悔しい思いしたと思うけど、2日目によく立て直したな
「「はい!」」
先週
カキィィィン!
旭:セカン!
空:っ!
パシッ!
空:ふっ!
審:アウト!
翔:空良ナイスプレー!
篤:ふぅ・・・
コンッ
陽:篤人ナイスバント!
篤:しゃあ!
上:いやあ、1日でああも変わるなんてお前らすごいな
健:信じてたくせに
上:まあな、でも今日の相手はそう簡単にはいかないぞ
柚:東京の乃川高校、今年の夏、西東京大会でベスト4の強豪です
上:準決勝で優勝校の楢本第一に敗れてる。良い相手だな
柚:エースだった一ノ瀬君たち3年生が中心だったチームで、1・2年生の実力は未知数です
友:そんな高校となんでうちのグラウンドで?
上:なんでもグラウンドの改修工事があるらしくてな
健:東京行きたかったぁ
柚:行っても遊べないからね?
健:ケチ
柚:なんか言った?
健:なんにも
上:とにかく今日のスタメン言っていくぞ
1、ショート 綾瀬拓実
2、センター 山代陽人
3、ピッチャー 如月○○
4、レフト 清水健史
5、ファースト 渡辺友稀
6、キャッチャー榊原翔
7、ライト 東条雅史
8、サード 大前弘樹
9、セカンド 岩澤祥吾
上:これで行くぞ、いけるな○○
〇:はい!
柚:新チームでの初登板、初回から飛ばし過ぎないようにね!
〇:分かりました!
上:来週には秋大が始まるんだ、調整のつもりじゃなく勝ちに行け
友:二日とも獲って勢い乗るぞ、桜高!ファイ!
「「しゃあぁぁっ!!」」
友:って、景気よくいったよなぁ!?どういう状況だよこれ!
〇:すいません!
翔:初回からフォアボール3つで満塁とか
拓:○○、マジでありえない
弘:ああ、なんだこれ
〇:面目ない
祥:力入ってるんじゃないか?打たせてもいいよ、俺らで守るから
〇:岩澤さぁん・・・
翔:岩澤さん、甘やかさなくていいですから
拓:こんな体たらく、許されるわけないでしょ
〇:こいつら怖い・・・
友:いや、一番怖いのあいつだろ
柚:(*^-^*)
〇:俺ベンチ帰れないかも・・・
翔:だったら抑えろ、許されるのはそれだけだ
弘:頼むぜ、○○
祥:信じてるよ
友:いつも通りいけ
〇:はい
拓:○○
〇:ん?
拓:悔しい思いしたのは、お前だけじゃないからな
〇:・・・ああ
奈:大丈夫ですかね・・・
上:まあ、夏の悔しさをバネにしようとしてるのか気持ちが前に出過ぎてるだけだな。結果として力が入って荒れてるんだろう
柚:それでもフォアボール3つで満塁はダメです
上:まあな、自分で責任は取ってもらうよ
柚:バッターは4番の林君。夏の大会でも2年生で5番を打ってた強打者です
上:さあ、どうなるかな
審:プレイ!
〇:ふぅ・・・
拓:悔しい思いしたのは、お前だけじゃないからな
〇:その通りだよ・・・
翔:(来い!)
〇:んんっ!!
ズバァァァンッ!!
林:なっ
審:ストライク!!
翔:ナイスボール!(それを最初からやれっての、次は)
〇:コクッ ふっ!
クッ
林:っ ブゥゥンッ!
スパァァンッ!
審:ストライク!ツー!
健:いいぞ○○!
陽:ナイスボール!
雅:それでいいんだよ!
林:(なんだこいつ、さっきまで荒れに荒れてたくせに)
翔:(遊び球はなしだ)
〇:コクッ
林:(最後はストレートかスライダーか)
〇:んんっ!
林:(来た!ストレート!)ブゥゥン!
スッ
スパァァンッ!
審:ストライク!バッターアウト!
林:くそっ!スプリットか!
篤:いいぞ!○○!
浩:ナイスボール!
柚:いきなり良くなりましたね
上:さっきよりもフォームも良くなって力感も抜けてる。○○らしくなったじゃん
柚:決勝も凄かったですもんね
上:あのピッチングが常時できるなら早々打たれることはないな
柚:取材依頼、かなり来ましたもんね
上:全部断ったけどね!
柚:受ければよかったのに
上:今はそっとしておいてやりたいんだよ。いくら切り替えれてるからって、あの試合を思い返すのは辛いだろうからな
柚:・・・ですね
ズバァァァンッ!!
審:ストライク!バッターアウト!
〇:しゃあっ!
空:おおっ!三者連続三振!
篤:いいぞ○○!
浩:ナイスピッチ!
〇:おおっ!
上:悪いと思ったら急に良くなって、わかんないやつだなぁ
〇:えへへっ
柚:ほんと、1点でも取られてたら柚菜怒ってたよ?
〇:すいませんでしたぁぁっ!
友:○○が抑えたんだ、俺たちも点取りに行くぞ!
「「しゃあぁっ!」」
上:と言っても、なかなか点は取れないもんだよな
柚:5回終わって0-0、ヒットも3本
上:向こうのエースの谷田、キャッチャーの上川、うまいことやられてるな
柚:二人とも夏の大会でベンチ入りしてましたからね
友:でも打てない球ではないです
上:そうだな、この回3巡目、そろそろ行こうか
審:プレイ!
拓:ふぅ
上:(こいつはヒット1本、凡打もいい当たりしてるんだよな)
谷:(ここまでうまく抑えてきてるんだ、慌てることもない)
上:(だな、まずはスライダーを外に)
谷:コクッ んんっ!
拓:おっ
カキィィィン!!
谷:なっ
弘:おおっ!レフト前!
聡:拓実ナイスバッティング!
篤:続けよ陽人!
陽:っし
上:(ノーアウトのランナーか、とりあえず外のカーブで様子見だ)
谷:コクッ ふっ!
スパァァンッ
審:ボール!
上:よし
上:(外れるのは構わない、次はインコースに)
谷:コクッ んんっ!
拓:っ!
「スチール!」
陽:ふっ!
カキィィィン!!
上:なっ!
浩:おおっ!エンドラン!
空:一二塁間抜けた!
友:拓実!3塁!
宇:これでノーアウト1・3塁!
柚:狙ってたんですか?
上:あのバッテリー、初球外れたら2球目はストレートでカウント取りに来ることが多かったからな
柚:監督もちゃんと考えてるんですね
上:当たり前だって、失礼な
谷:(安易にカウント取りに行っちまった)
上:(しかも次はこいつかぁ)
〇:ふぅぅ・・・
谷:(さっきの打席は右中間のツーベース、1打席目もセンターに大きな打球打たれてるんだよな。それに確か、夏大で天翔の荻本からホームラン打ってる)
上:(タイミング合ってるんだよな、うーん・・・)
〇:・・・
上:(とにかく変化球だ、厳しくな)
谷:コクッ んんっ!
スパァァンッ
審:ボール!
上:(悪くない、さっきはここから甘く入った、今度も厳しく)
谷:ふっ!
スパァァンッ
審:ボール!
谷:くっ
上:ありゃりゃ
柚:カウント有利ですね
上:○○はタイミング合ってるからな、嫌な印象なんだろう
柚:甘く入った球、狙ってるでしょうね
上:それをバッテリーも分かってるんだろうな
スパァァンッ
審:ボール!フォアボール!
谷:くそっ
上:谷田!落ち着け!
谷:ふぅぅ・・・
友:頼むぞ!健史!
健:おーう
上:(ノーアウト満塁で4番、奇しくも初回のうちと同じ場面だな)
谷:(だったらうちもやり返さないとな)
上:(ああ、スライダー、今度は膝元だ)
谷:コクッ んんっ!
健:おっ
カキィィィン!!
谷:なっ!
雅:よっしゃあ!ライト線!
宇:変化球うまく打った!
祥:2人帰って来た!
翔:○○!かえって来い!
〇:しゃあ!
弘:おおっ!走者一掃のツーベース!
篤:一気に3点!
友:健史ナイスバッティング!
健:今日も打てた打てた
柚:ほんとよく打つなぁ
上:今のも初球から打つ球じゃないのにな
柚:健史4番って最初驚いたけど、安心しますね
上:だろ?
柚:意外と似合うかも
上:○○は背負いすぎるからな、エースで4番は荷が重すぎるだろ。だから健史だ
柚:健史はいい意味でマイペースですからね。ちゃんと背負うものは背負いますけど
上:頼もしい4番ですわ
友:○○!打たせてきていいぞ!
陽:そろそろ打たせてこーい!
〇:ふぅ・・・
翔:(最後はこいつで)
〇:んんっ!!
スパァァンッ!!
審:ストライク!バッターアウト!ゲームセット!
〇:よっしゃあ!!
翔:○○ナイスピッチ!
拓:ナーイス!
友:よくやった
〇:はい!
弘:悪い○○、最後の最後で
〇:気にすんな、微妙な当たりだったからな
柚:すごかったですね!○○君!
上:ああ、まさか1安打完封とはな
柚:1安打もボテボテの内野安打、外野にあまり打球が飛ばなかったですもんね
奈:この試合のスコアしたかったぁ!
柚:確かにこれなら簡単だったかもね笑あの後、相手のミスもあって追加点入れて5-0、完勝ですね
上:ああ、それも前チームとはいえ西東京ベスト4の強豪だ。自信にもなるだろう
谷:やられたよ、ナイスピッチ
〇:いえ、初回は荒れちゃいましたし
上:集中打も浴びたし、完敗だよ
友:お互い新チーム、これからだよ
林:うちは前のチームの3年生が強くて上がって来たけど、それまではベスト8の壁を越えられてなかったんだ
上:偉大な先輩が抜けて、俺たちが引き継がないといけないのにな
谷:一ノ瀬さんたちの背中は遠いよ
健:俺たちも先輩たちの背中を超えないとな
上:まだ2試合目残ってるけど、またやろう
友:おお、甲子園でな
〇:頑張りましょう!
谷:おお!
友:集合!
上:うん、まずはよく勝った。○○、最初力が入ってたけどよく修正した。2回以降は圧巻だったな
〇:はい!
上:打線も集中打で点を入れ、相手のミスに乗じて追加点。理想的な形だった。この調子でな
「「はい!」」
上:この後2試合目、先発は宇野
宇:はい!
上:スタメンは先週と同じだ。東条の入ってたところに君島が入れ。2試合目も取りに行くぞ
「「はい!!」」
篤:○○、今日めちゃくちゃよかったな
〇:ああ、なんか身体が軽かったわ
浩:ノースローが効いたのかもな
聡:初回以降、9回に内野安打が出るまで一人のランナーも出さなかったもんな
陽:おかげで暇だ
〇:悪いって
空:内野安打がなければノーヒットノーランだったのにな
弘:あんなボテボテ来るとは思わねえよ
拓:まあ、あれはしゃーない
翔:ただ、初回のピッチングだけは許さないけどな
拓:同感
弘:フォアボール3つで満塁な
陽:重罪だな
〇:ほんと悪かったって
翔:後で監督の許可取ってあれやれよ
〇:はい・・・
浩:ほんと○○は甘やかされないよな
篤:いいことだろ
友:よし、お前ら2試合目も取って、勢い貰おうぜ!桜高!ファイ!
「「しゃあっ!!」」
健:頑張れよ、和真
宇:おお
友:何イニングって言われてるんだ?
宇:5って
健:お前も完投狙えよ
友:○○に負けっぱなしで終わんなよ?
宇:おおっ
柚:2試合目、みんな気合十分ですね!
上:だな、練習試合も今日と明日の2日、アピールしたくてたまらないんだろ
柚:それで、なんで○○君は外野の奥に向かってるんですか?
上:○○から志願されてな、走るんだと
柚:えっ!試合後、それも完投した後に!?
上:なんでも榊原との約束で練習試合での四球の数×10本ダッシュするんだと
柚:え、そんなことしてたんですか
上:おーい榊原
翔:はい!
上:○○のダッシュっていつからやってるの?
翔:小学校の頃からですね、あいつが球だけ速くてノーコンの時にコーチに怒られてやってました。それをずっと
柚:えっ、○○君にノーコンの時代あったんだ
翔:昔は球の速さだけ追い求めてましたからねえ。ダッシュをするようになってからみるみる四球が減ったんですよ
上:どれだけ走りたくなかったんだよ
翔:ああ見えてダッシュ嫌いですからね
柚:○○君も人間なんだなぁ
〇:はっ、はっ、はっ・・・
カキィィィン!!
弘:えっ
翔:マジで?
聡:えっ?
ガシャン!
陽:おおおっ!入ったぁ!
弘:聡のホームランだ!
友:マジかよ・・・
健:あらら、友稀くん?
柚:うかうかしてられないんじゃな~い?
友:うるせえ!
翔:聡ナイスバッティング!
聡:よっしゃああ!!!
〇:はぁ・・・はぁ・・・終わりました・・・
上:おう、お疲れ
翔:ちゃんとサボらず走ったみたいだな
〇:ここから走ってるとこ見えるのにサボるわけないだろ・・・
翔:見えてなければサボるんだな
〇:で、これって
翔:逃げたな
奈:1点返されてツーアウト1・3塁、7回にピンチだよぉ
柚:ここまで2-1、和真も踏ん張ってるんだけどミスが絡んでね
上:積極的にいったうえでのミスは仕方ない、あとは宇野が抑えるかどうかだ
旭:(2-2か、このバッターもタイミング合ってきてるな)
宇:(スライダーかカーブか、どっちにする)
旭:(・・・これだ)
宇:えっ・・・
旭:(来いっ!)
宇:コクッ んんっ!
「っ!」ブゥゥン!
スパァァンッ!!
審:ストライク!バッターアウト!
宇:しゃあっ!
友:和真ナイスピッチ!
健:よく抑えたな
宇:おおっ!
友:旭も、よくストレート要求したな
旭:今日のストレートは走ってるからな、一番信頼できるボールだ
上:宇野、よく投げた、今日はここまでだ
宇:まだいけますよ
上:おっ?
柚:和真が続投志願なんて・・・
奈:初めてなんですか?
柚:自分から前に出るタイプじゃないの、だから自分の意思を言うこともなかったのに
宇:完投、させてください
上:・・・くぅぅぅっ
友:監督?
上:そこまで言われたら俺もさせたいよ、けどな、今日は他のやつも出さないとで・・・
宇:あ
木:そういうこと
堤:和真君、俺らにも投げさせてくんない?
宇:・・・忘れてた
木:もともとお前が5イニング、俺らが2イニングずつの予定だったんだよ!
堤:それをお前2イニングも延長しやがって!
宇:悪い!悪かったって!
上:というわけだ、すまん宇野
宇:いえ、わがまま言ってすいませんでした
上:いや、それは謝るなよ。投手としての意思を見せてくれた。それはすごく嬉しいよ。期待してるぞ
宇:はい!
友:この回ミスから和真に負担かけたんだ、取り返すしかないぞ
健:だぞ、悠人
悠:ああ!
友:この試合絶対取る!桜高!ファイ!
「「しゃあぁっ!!」」
審:ゲーム!
「「ありがとうございました!!」」
浩:くそぉ!!
篤:逆転負けか
聡:最後の最後だったな
浩:俺が一本打てていれば・・・
空:いや、俺の守備範囲がもっと広ければ
友:お前らなあ、そんな責めるなよ
健:そうそう、じゃないとこいつらの顔がないぜ
木:悪かったな!
堤:俺ら仲良く1イニングで1失点、思っくそ戦犯じゃ!
祥:これなら和真続投でよかったかもな
雅:確かに
木堤:すいませんでしたぁ!!
柚:ああ~勝てた試合だったなぁ
上:そうだな、ただ先週の1日目より確実によくなってるな
奈:ミスも少なかったですしね!
柚:奈央ちゃんはスコアのミス減らそうね?
奈:すいません!
柚:これから練習していこ?
奈:はい!
友:集合!
上:まあなんだ、勝てた試合落したな。木下と堤は○○と宇野だけじゃなくてお前らの奮起にも期待してるんだからな
木堤:はい!
上:打線はチャンスを作れても一本出ないな。守備のミスは減ってるし、あとは打撃面でも改善を見せてくれ
「「はい!」」
上:先週からどんどんよくなってる。この調子でレギュラー陣に食って掛かれよ。この後は自主練。各々課題に取り組むこと。明日も試合だから休むやつはしっかり休んでくれ、じゃあ解散
友:ありがとうございました!
「「ありがとうございました!」」
上:あっ、そうだ。明日の試合終わったら明後日オフな
「「・・・よっしゃあああっっ!!!」」
柚:単純笑
奈:ですね笑
空:俺ノックしてえな
拓:空良俺とやるか?交代で
空:頼む
悠:俺もいいか?守備練
拓:もちろんです
浩:俺たちはバッティングだな
聡:いいイメージを身体に叩き込む
篤:どんどん振るぞ~
〇:宇野さんどうします?
宇:俺は休もうかな、思ったより身体疲れてるみたいだから
〇:そうですか
宇:○○はトレーニングか?
〇:はい、ほんとに軽くですけど
宇:無理はしすぎるなよ?
〇:はい
翔:俺もバット振るかぁ
友:2試合目負けたとはいえ、いい流れきてるな
健:1試合目はうまく点も取れて、○○も凄まじかったからな
友:あいつ、やっぱりえげつないな
柚:どこまで行っちゃうんだろうね
友:千葉で収まる器じゃねえな
健:俺らの役割はあいつを全国に解き放つことだよ
友:だな、俺もバット振らねえと、井上があんなホームラン打ったんだからな
健:俺も、そろそろ帰らないとな
友:自主練の流れは
健:お疲れ~
友:・・・マジで早いなあいつ
柚:友稀さ、手出して?
友:ん
柚:うんうん、
友:なんだよ、手のひら触って
柚:うん、豆だけじゃ断定できないけど、多分健史の方がバット振ってるよ
友:・・・マジ?
柚:前に健史の手触ったけど、もっと豆でごつごつしてた。多分帰った後めちゃくちゃ振ってるよ
友:そっか、健史のバッティング見たらそれも納得だな
柚:健史の後打つんだから、友稀も頑張らないとね
友:おおっ!・・・健史の手も触ったんだな笑
柚:・・・うるさい
〇:んんっ!・・・んっ!・・・んっ!!
〇:はぁ・・・暑っ・・・トイレ・・・
〇:ふぅ・・・
♪~~~♪~~~
いつものようにトイレから出てくると、久しぶりに教室から歌声が聞こえてきた
〇:えっ、今日いるのか
い:いるよ!
〇:うぉっ!!
い:あははっ!そんなに驚く?
〇:驚くよ、何で分かったんだよ
い:階段上がってくる音聞こえて、ここに来るのなんて○○だけだなって思って
〇:もし俺じゃなかったらどうしてたんだよ
い:・・・考えてなかった
〇:いろはって意外と抜けてるよな笑
い:うるさーい!
〇:それで、宿題は終わった?
い:もちろん!あの後3日で終わらせてやった!
〇:なんでドヤ顔笑
い:宣言通り7月中に終わったから笑
〇:お疲れ様でした
い:いやいや、○○も暑い中試合ご苦労様
〇:ありがとう、って試合なの知ってたのか?
い:教室の窓から見えるんだ~、それにユニホームが違う
〇:なるほどなぁ
い:○○が走ってたのも見えてたよ~
〇:えっ、マジか、そこは見られたくなかった~
い:いいじゃんか笑
〇:今日は部活あったんだ
い:うん、けど午前中で終わったの。だから今は自主練中~
〇:俺らと一緒か
い:みたいんだね、明日も部活?
〇:うん、練習試合。それが終わったら明後日がオフなんだ
い:そっか。うちも休みなんだけど、どこか行く?
〇:いいね、行こうよ
い:じゃあ10時に駅前集合で
〇:オッケー
い:持ってきてほしいものあるからまた連絡するね
〇:分かった
い:あ、そろそろ戻った方がいいんじゃない?サボってると思われない?
〇:一人だから大丈夫笑
い:だーめ、練習しなさい
〇:はーい
い:ふふっ、また明後日ね
〇:うん、また
翌日
上:集合
友:はい
上:今日もお疲れ、1試合目は9-1、2試合目は5-2で連勝。最後締めくくれてよかったと思う。2試合目のメンバーも先週からよく切り替えてくれたな
健:2試合とも勝つとやっぱ気持ちいいな
宇:だね
上:というわけでこの結果を受けて秋大のメンバーを決めたから発表していくぞ
1、如月○○(1年)
2、榊原翔(1年)
3、渡辺友稀(2年)
4、岩澤祥吾(2年)
5、大前弘樹(1年)
6、綾瀬拓実(1年)
7、清水健史(2年)
8、山代陽人(1年)
9、東条雅史(2年)
10、宇野和真(2年)
11、木下航太朗(2年)
12、下岡旭(2年)
13、井上聡(1年)
14、佐々木空良(1年)
15、中塚悠人(2年)
16、安中竜馬(2年)
17、立花篤人(1年)
18、堤秋斗(2年)
19、林浩人(1年)
20、君島簾(2年)
上:秋大はこのメンバーで戦っていく。いいな、目指すは甲子園ただ一つ。一気に駆け抜けていくぞ
「「はい!!」」
上:じゃあ今日は解散、明日はしっかりリフレッシュしろよ~
友:ありがとうございました!
「「ありがとうございました!」」
弘:入ったぁぁ!!
聡:よかったな弘樹
浩:春大メンバー外組から最初の一桁番号だな
篤:くそぉ、俺らも頑張らないとな
空:そうだな
翔:聡はホームラン打ったし、空良も守備でかなりアピールしたんだけどな
聡:いや、友稀さんには敵わないよ。結局俺はあのホームラン一本だからな
空:俺も、それに守備なら岩澤さんも上手いし、総合的な面で負けたよ
陽:やっぱうちの野球部ってレベル高いよな
拓:わかってたこと
空:来年のセンバツ、いや今年の秋大中にレギュラー奪ってやる
浩:そうだな
篤:やってやろう
弘:まあまずは地区大会勝ち抜かないとな
陽:そうだな、そのためにも明日はちゃんと休もう
拓:俺は一日寝る~
弘:俺もごろごろするか~
篤:お前は宿題やらなくて大丈夫なのか?
弘:大丈夫大丈夫、いつか終わるから
空:誰も見せてやらねえからな
弘:まじ?
浩:当たり前だろ、高校生にもなって
聡:自分でやるだろ、普通
弘:・・・翔ぅ、手伝ってぇ
翔:却下、俺も俺で予定あるし
拓:冨里と遊びに行くとか?
翔:ちげえよ、それに一番怪しいのは○○だろ
〇:えっ?
弘:確かに
空:前科持ちめ
陽:明日は一体どっちと遊ぶつもりだ?
〇:えっ、いや、別に
弘:裏切り者は許さないからな
陽:同じく、いずれ証拠掴んでやるよ
〇:いつまで続くんだよ
空:永遠に
翔:へっ
拓:疲れたぁ~
