かけ算九九|1〜9の段・全3種類【教材無料DL】
小学2年生になると、いよいよ
「かけ算九九」の学習が始まります。
みなさんも子どもの頃、必死になって九九を
暗記した記憶があるのではないでしょうか。
「にいちがに、ににんがし、にさんがろく……」
何度も何度も唱えて覚える。
多くの人にとって、九九は
「ちょっとしんどかったな」
という記憶が残っている学習かもしれません。
今回は、そんなかけ算九九を練習するための
プリントを作りました。
1の段〜9の段まで、
無料でダウンロードできます。
ASDの子と九九は、実は相性がいい?
発達支援の現場で子どもたちを見ていると、
ASDの子と九九の学習は、相性がいい
と感じることがあります。
九九は、基本的には「覚える」学習です。
もちろん、
「かけ算とは、そもそもどういう計算なのか?」
という概念的な理解も大切です。
ただ、最終的には九九を繰り返し唱え、
答えを覚えていくことになります。
この「決まったものを覚える」という
学習スタイルが、ASDの子には合いやすいのです。
ASDの子の中には、抽象的なことや概念的なこと
を理解するのが苦手な子がいます。
・文章を読んで、その場面を頭の中で
イメージする。
・「かけ算とはこういう計算」と、
意味をイメージしながら理解する。
こうした学習には難しさが出ることがあります。
一方で、
「これを覚えましょう」
という課題は、とてもシンプルです。
何をすればよいのかが明確で、
余計なことを考えなくても取り組めます。
さらに、九九には規則性があります。
数字が一定のルールに従って変化していきます。
こうしたパターンや規則性のあるものを好む
ASDの子は少なくありません。
次に何がくるのかが予測しやすく、
安心して取り組めるのかもしれません。
その意味でも、九九はASDの子の「得意」が
生かされやすい学習の一つだと思います。
九九の覚え方① 聞いて覚える
まずは、九九をたくさん聞いてみましょう。
おすすめなのが「九九の歌」です。
いろいろな種類がありますので、
子どもが気に入ったものを繰り返し聞けば
OKです。もちろん、一つに決めず、
いろいろなものを聞いても構いません。
動画サイトなどを活用するのもよいでしょう。
歌を聞きながら、画面に表示される九九の式を
見ることができれば、
耳から九九を聞く+目で式を見る
という形で、目と耳の両方から
インプットすることができます。
まずは九九そのものに興味を持つところから
始めてみてください。
九九の覚え方② 書いて覚える
歌などである程度九九に親しんだら、
次は実際に式を書いて練習します。
ここは、とても大切なポイントです。
九九の歌をスラスラ歌えるようになったからと
いって、それだけで「九九を覚えた」とは
限りません。
たとえば、
「にいちがに、ににんがし、にさんがろく……」
と最後まで上手に言える。
ところが、
2×1=□
とプリントに書いてあると、答えが出てこない。
こういう子は実際にたくさんいます。
なぜでしょうか。
それは、「九九の歌」と「実際のかけ算の式」が、まだ頭の中でしっかりリンクしていないからです。
歌として覚えているだけでは、
算数の問題として使えるとは限りません。
「にさんがろく」と「2×3=6」がつながって、
初めて学習した九九を実際の問題で
使えるようになります。
その練習に、今回のプリントを活用してみて
ください。
プリントは3種類あります
今回の教材は、1の段〜9の段まで、
それぞれ3種類用意しました。
九九の教材はたくさんありますが、
私が公開している教材の特徴は
プリント一枚当たりの問題数を
少なくしているところです。
一枚にたくさんの問題が並んでいると
勉強があまり好きではない子は、
それだけでやる気をそがれてしまいます。
・20問の計算問題があるプリントを1枚やる
・5問の計算問題があるプリントを4枚やる
解いた問題の数はどちらも同じですが、
後者の方が子どものやる気や集中力や合わせて、
学習量を調整しやすいというメリットがあります。
① 昇順

1×1
1×2
1×3
……
というように、順番に進んでいくプリントです。
まずはここから始めます。
② 降順
今度は逆です。

1×9
1×8
1×7
……
というように、後ろから順番に下がっていきます。
九九を順番で覚えているだけではなく、
一つひとつの式と答えが結びついているかを
確認していきます。
③ ランダム
最後は、同じ段の九九がバラバラの順番で
出てきます。

順番に頼らず、
「この式の答えは何?」
と一問ずつ答えられるようになれば、
九九の定着はかなり進んでいます。
まずは昇順。
できるようになったら降順。
そして最後はランダム。
子どもの覚え具合に合わせて、
繰り返し取り組んでみてください。
無料でダウンロードできます
今回のプリントは、1の段〜9の段まで、
すべて無料でダウンロードできます。
九九の歌を聞いて覚えたら、
今度はプリントで実際の式と結びつける。
「歌える」から「問題を解ける」へ。
そのための練習教材として、
ぜひご家庭で活用してください。
▼かけ算九九プリントのダウンロードはこちら
①九九プリント(1~9の段)【昇順】
②九九プリント(1~9の段)降順
③九九プリント(1~9の段)【ランダム】
過去の教材に関連する記事は
こちらのマガジンにまとめています。
足し算や引き算の教材もありますので、
基礎的な計算から始めたいという方は
ご活用ください。
今後も随時、教材を追加していきます。
