見出し画像

40代の転職|第3話|転職したい…

前回の上司の突発休以降。
違和感が確信に変わるのに、そう時間はかからなかった。


1. 上司の突発休は、毎月の恒例イベント

繁忙期に上司が突発的に休んで以降、毎月のように突発休が常態化した。

しかも1日だけではなく、2〜3日以上休むことが当たり前になっていった。

休み明けには、何事もなかったかのように上司からの謝罪はない。

突発休は、もはやイレギュラーな出来事ではなく、毎月の恒例イベントになっていた。

社長や役員からの指導もなかったのだろう。誰も何も言わなかった。

2. ありえない上司の立ち振る舞い

毎月の恒例イベントになった突発休に、少しずつ免疫はできはじめていた。

でも、さらにありえない出来事が起きた。

上司が他部署の社員と取っ組み合いのケンカをして、ケガをしたのだ。

そしてそこから約2週間、私の上司はバケーション状態。
その間、私は上司の仕事の尻拭いをし続けた。

さすがに今回のケンカについては、社長が当事者同士に指導を行った。

表向きは終息したようだった。
でもその後も、上司の毎月の突発休は続いた。

3. いじめ、無秩序… 機能不全な職場環境

上司の突発休だけだったら、まだ耐えられたかもしれない。

でも、この職場の異常さはそれだけではなかった。

いじめだ。

お局AとBが、とある若手社員に対していじめや陰口を叩いている場面を、頻繁に目にするようになった。

若手社員が仕事の質問をすると、強い口調で返す。
小さなミスを、お局AとBで陰口のネタにする。

そしてある日、誰のミスかも定かでない案件について、若手社員に聞こえる声量でこんな会話が交わされた。

お局B「どうせあの若手社員のミスでしょ」
上司「そうでしょ。あいつバカだから」

そのやり取りを聞いていて、強い不快感を覚えた。

役職のある上司まで、若手社員に対してあからさまないじめ行為をしているのだ。

「こいつら、本当にヤバい」

いずれそのいじめの矛先が自分に向くかもしれない。
そう思うと、ゾッとした。

さらに信じられないのは、同じ事務所内でその会話を役員が耳にしていたにもかかわらず、誰も何も注意しなかったことだ。

「ここに居続けることは、危険かもしれない」

私は静かに決めた。

当たり障りなく、ひっそりと。
とにかく自分の仕事だけに集中しよう、と。

4. 就業規則とは? コンプライアンスとは?

ある日、就業規則を某部署の部長から借りて読む機会があった。

本来なら就業規則は全社員に配布されるものだと思っていた。

でもここの会社は、社員への配布も説明も一切ない。
それ自体にも違和感を覚えていたが、借りた就業規則をひと通り読んでみた。

書かれている内容は、どこの会社にもあるような一般的なものだった。

ただ、読み進めるうちに、いかにここの社員がその規則を守っていないかが、改めて明確になった。

就業規則と実態のギャップを部長に伝えると、こう返ってきた。

「迷子坂くんは大きい企業でしか働いたことがないの?」

「中小企業では、就業規則通りにするのは難しいことなんだよ」

衝撃だった。

問題認識や解決意識の欠如どころか、そもそもの意識レベルの低さを感じた。

上層部がこれでは——。

私の中で、違和感が確信へと変わった瞬間だった。

「転職するしか、道はないかもしれない」

そう思うと同時に、「また転職…?」という、複雑な気持ちが込み上げてきた。

5. 嫌気はさしている。でも足が動かない。

今回書いた出来事は、今の職場のほんの一部に過ぎない。

・自分のミスのリカバーを他者に擦り付ける上司。
・事務所内で平気で「う〇こ」という言葉を使う若手女子社員。
・誰も注意しない事務所の空気。

日々、職場全体のモラルと民度の低さを体感している。

嫌気はさしている。
転職したいという気持ちも、本格的になってきた。

でも——まだ動けていない自分がいる。

続く。

いいなと思ったら応援しよう!