「デタラメ日本語」の古典 ジョン・ベルーシとマイク・マイヤーズの「日本語」コント
タモリの「デタラメ外国語」が再び話題になってたのと、「プラダを着た悪魔2」の東洋人差別表現問題と・・・があったからでしょうか。
なぜか私のYouTubeの「おすすめ」に、昔の「サタデーナイトライブ(SNL)
」の日本語コントが挙がってきていました。
ジョン・ベルーシの有名な「サムライ・フタバ」と、マイク・マイヤーズの「ジャパニーズ・ゲーム・ショー」。
久しぶりに見て懐かしかったのと、若い人はもう知らないかも、と思って、記録しておきたくなった。
チャップリンも「デタラメ日本語」の芸を持っていたそうです。
チャールズ・チャップリンも同じ特技を持っていて、来日した時に出鱈目な日本語を披露し聞いた人が「確かに日本語に聞こえるが何を言ってるか分からない」と評したとか。
チャールズ・チャップリンも同じ特技を持っていて、来日した時に出鱈目な日本語を披露し聞いた人が「確かに日本語に聞こえるが何を言ってるか分からない」と評したとか。 https://t.co/M1ylo7VKJt
— 空談師💉💉💉💉💉 (@CAIRN0114) April 28, 2026
デタラメ外国語は、昔から才能あるコメディアンの定番なのかもしれません。
ご存知の方は多いでしょうが、ジョン・ベルーシの「サムライ・フタバ」は、1970年代の初期「SNL」の代表的コントシリーズです。「samurai futaba」で検索すれば、いくらでも出てきます。
黒澤明の「用心棒」をモデルにしていて、基本、デタラメな日本語しか喋らない。さまざまな職業につき、刀を振り回してやたら客を怖がらせるが、仕事は意外に真面目にやる、というーーそういうのが、アメリカ人の日本人観の基本なんでしょうね。
まあ、ジョン・ベルーシの場合は、あんまり日本語に似せようとは思ってない。それにしても、半世紀前のお笑いなのに、まだ面白い。やっぱりジョン・ベルーシは素晴らしい。
この「サムライ・ホテル」では、客をチェビー・チェイスが演じ、「もう一人のサムライ」を、伝説の黒人コメディアン、リチャード・プライヤーが演じているのも貴重です。
マイク・マイヤーズがクイズ司会者「ナカダイ・トシロウ」を演じる「ジャパニーズ・ゲーム・ショー」は、1994年のもの。先頃引退を表明したアレック・ボールドウィンも出ています。
1980年代後半の「風雲!たけし城」が、「Takeshi's Castle」として輸出され世界中で人気だったように、「日本のゲーム番組」は、その異常性で、海外で有名でした。
日本のゲーム番組は、ハイテンションなコメディ、突飛な身体的挑戦、参加者の冷静さを崩すための手の込んだいたずらで有名で、滑りやすい障害物コース、「笑ってはいけない」チャレンジ、ばかげた課題などがよく登場する。
(GoogleのAI)
Japanese game shows are renowned for high-energy comedy, absurd physical challenges, and elaborate pranks designed to break participants' composure, often featuring tasks like slippery obstacle courses, "no-laughing" challenges, and ridiculous tasks.
マイク・マイヤーズのこのスケッチは、「日本のゲーム番組」の特徴を、誇張したものですね。そこに一人だけ、間違えて連れてこられた、日本語がまったくわからないアメリカ人(若くして亡くなったクリス・ファーレイ)が混じる、というコント。
1980年代後半から90年代前半は、「ダイハード」(1988)の舞台が「ナカトミ・プラザ」であるように、日本経済がアメリカでブイブイ言わせていた時期なので、一般のアメリカ人でも日本語を学ぶ人が少しいた。
だから、デタラメとはいえ、「日本語」も70年代よりそれっぽい。このコントが放送された1994年は、日本ではバブルが崩壊していましたが、1993年時点でも、ショーン・コネリーがカタコトの日本語をしゃべる「ライジング・サン」みたいな映画が公開されてましたからね。
それにしても、回答者を笑顔で拷問するマイク・マイヤーズが怖いーーこれも、外国人には、日本人がこう見えてるということかもしれない。
ジョン・ベルーシ「サムライ・ホテル」(1975)
マイク・マイヤーズ「ジャパニーズ・ゲーム・ショー」(1994)
