【正気の沙汰か!】このタイミングで大崎一貴、那須川龍心タイトルマッチの発表!?
タイ在住23年。昨年はONEルンピニーを現地観戦し、PPVやサブスクなど格闘技関連に約28万円を投資した、格闘虎の穴が好き勝手に書くnoteへようこそ。
結論から言うと、今回の会見で一番気になったのは、9月19日のタイトルマッチではありません。
その前に行われる、7月24日のONE Friday Fightsでの那須川龍心vsトンプーン・PK.センチャイ戦の扱いです。
RISEは9月19日に開催される「RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2」で、大﨑一貴vs那須川龍心のダイレクトリマッチを正式発表しました。
6月の初戦は延長判定の末に大﨑一貴が勝利。しかし、「本戦は龍心だったのではないか」という声も少なくなく、両者とも再戦を希望していました。
5R・世界タイトルマッチで決着をつけるというRISEの判断自体は理解できます。
しかし、何で55kgでやったのか?
全く理解できません(笑)
それは良いとして、私が引っ掛かったのは発表のタイミングです。
龍心は、その前に7月24日のONE Friday Fightsでトンプーン・PK.センチャイとの試合を控えています。

それにもかかわらず、会見では9月のタイトル戦が大きなテーマとなり、龍心本人も「トンプーンは大﨑選手に少し似ているので倒して、大﨑選手にいいものを見せたい」とコメント。大﨑も「しっかり勝って最高の状態で9月に来てほしい」と話しました。
もちろん、2か月後のビッグマッチを見据えて話すこと自体は自然なことです。しかし、その前にはONEという全く別の舞台で、決して簡単ではない試合が待っています。
相手はトンプーンです。

タイではトップスターというほどの知名度ではありませんが、前へ前へと圧力を掛け続けるスタイルで、一瞬の油断から試合の流れを変えてしまう危険な選手です。
そして、この状況を見ていると、どうしても既視感があります。
海人がエンリコ・ケールとの試合を控えていた中で、ONE初参戦としてシアサラニ戦が組まれた時です。あの時も、多くのファンや関係者の意識は、その先にあるエンリコ・ケール戦へ向いていました。
もちろん、海人本人がシアサラニを軽視していたとは思っていません。
しかし、周囲の空気はどこか「ONEはその前哨戦」という雰囲気が漂っていたように感じました。
結果はシアサラニに敗戦。その後、エンリコ・ケールにも敗れました。
もちろん今回とは状況も相手も違いますし、単純に重ねることはできません。
それでも、格闘技に「次」が保証された試合などないことを、あの結果は改めて教えてくれました。
だから私は、今回も同じような危うさを感じています。
もちろん、龍心本人がトンプーンを軽視しているとは思いません。
TEAM TEPPENはONEでの経験も豊富ですし、龍心自身もセコンドとして何度もタイで試合を経験しています。
しかし、セコンドとして見る景色と、自らリングで戦う景色はまったく別物です。
今回は初めてのONEルール、初めてのハイドレーションテスト、そして初めて本格的に戦うフライ級という未知の環境にも挑まなければなりません。
それだけ多くの課題を抱えた試合を前に、私は今回のタイトルマッチ発表のタイミングに強い違和感を覚えました。
格闘技は「命と存在の奪い合い」と表現する選手もいます。
武田幸三さんが一試合ごとに遺書を書いてリングへ上がっていたことは有名な話です。
そこまでしなくてもいい、大袈裟だという意見もあるでしょう。
それでも、一歩間違えれば選手生命を左右する大怪我を負う危険と隣り合わせなのが、この競技です。
だからこそ、7月24日のトンプーン戦を前に9月19日のタイトルマッチを発表するということは、興行側としてどのような覚悟で行っているのか、私には分かりません。
もし龍心が7月24日に大怪我を負い、9月19日のタイトルマッチが中止や延期になっても構わないという考えなのであれば、それは楽しみにしているファンへの責任を十分に果たしているとは言えません。
逆に、何としてでも9月19日のタイトルマッチを成立させることを優先するのであれば、選手に無理を押してでも試合を続けさせるという発想につながりかねません。
このタイミングでタイトルマッチを先に発表する以上、そう受け止めるファンがいても不思議ではないでしょう。
今回の件に限らず、近年のRISEには、独自性を打ち出そうとするあまり、ファンが置き去りになっていると感じる場面があります。
RWSとのクロスプロモーション、ONEへの選手派遣しかし、RISEから正式発表はなし。
自身の団体の選手が、クロスプロモーション団体以外に出るときは、全くのだんまり(笑)
RWSでムエタイをやらせる時は、選手をリングに上げて激励。
新しい挑戦そのものを否定するつもりはありません。
むしろ、日本のキックボクシング界が世界へ広がっていくことは歓迎しています。
だからこそ、その一つひとつの試合、一人ひとりの選手を、もっと大切に扱ってほしい。と思うのは普通ではないですかね?
目の前の一戦を軽く見ているような演出だけは、してほしくありません。
「負けても終わりではない、諦めたら終わり」カッコいい言葉ですが、やるのは選手です。
ONEという舞台で戦う相手は、誰一人として通過点でも踏み台でもありません。だから私は、今回の会見を見て率直にこう感じました。
RISEもシュートも、ファンを少し舐めていないか?
それが、このnoteを書こうと思った理由です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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