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【必見】格闘一家に生まれた24歳、鶴屋怜が上海でランカーに挑む──8月29日UFCファイトナイト上海 見どころ


鶴屋怜ってどんな選手?格闘一家に生まれた24歳の素顔

鶴屋怜は2002年6月22日生まれ、千葉県松戸市出身の24歳。THE BLACKBELT JAPAN所属。父はパラエストラ千葉ネットワーク(現THE BLACKBELT JAPAN)の総帥・鶴屋浩で、扇久保博正や浅倉カンナら国内トップ選手を多数輩出してきた名門ジムの総帥。弟のプロレスリング・ノア所属レスラー・鶴屋浩斗も含め、まさに格闘一家だ。

レスリングを始めたのは3歳のころ。本人は「マット運動みたいな感覚だった」と振り返っているが、小学4年と6年でレスリング全国優勝、柔術でも全国大会6度制覇、高校では日本体育大学柏高校でレスリング団体戦インターハイ3連覇に貢献するなど、筋書きのような経歴を積み上げてきた。自ら「頭もよくないし、格闘技でやっていくしかない」と話しているが、それは謙遜ではなく覚悟の言葉だろう。

余談になるが、鶴屋浩代表のジムとは縁があり、遠目ではあるものの怜選手が少年のころからマットを踏んでいる姿を見たことがある。あの子がいま世界最高峰のオクタゴンで闘っているのだと思うと、正直なところ感慨深い。

ここまでの道のり──Road to UFCからプロ初黒星、そして再起

2021年2月にDEEPでプロデビューし、PANCRASEでフライ級王座を獲得。2023〜2024年のRoad to UFC Season 2では、ロナル・シアハーン、マーク・クリマコ、ジー・ニウシュイエを連破してトーナメント優勝、UFC契約を手にした。2024年6月のUFC本戦デビュー戦(UFC 303)ではカルロス・ヘルナンデスを判定で退け、プロ10連勝で無敗を保った。

転機になったのが2025年3月のUFC 313、ジョシュア・ヴァン戦。このヴァンは後にフライ級王者になった選手で、当時も力の差を見せつけられ3R判定負け──プロ初黒星を喫した。さらにその後、モンゴルのトゥメンデムベレルとの試合が組まれていたが負傷欠場。約1年2カ月のブランクを経て、2026年5月のマカオ大会でルイス・グルレーと対戦、初回3分19秒でリアネイキドチョークを極めて完勝。「1Rで決められると思っていた」と試合後に語ったように、自信を取り戻す一本勝ちだった。現在のUFC戦績は2勝1敗(総合11勝1敗)。

次戦の相手:ペルーの打撃屋「エル・ガジョ・ネグロ」ケビン・ボルハス

相手のケビン・ボルハス、28歳はペルー・リマ出身でニックネームは「エル・ガジョ・ネグロ(黒い鶏)」。ムエタイと空手をベースにした打撃系ファイターで、プロ11勝のうち8勝をKOで奪っており、現UFCランキングは10〜11位圏内に位置している。

UFC戦績は2勝4敗と負け越しているが、8勝をKOで奪っているだけに打撃の破壊力は警戒が必要だ。2023年のUFC 295では後のフライ級王者ジョシュア・ヴァンと対戦し、判定で敗れたものの、序盤には正確なパンチを当てる場面も作った。直近の2026年6月、アンドレ・リマ戦では計量で3ポンド超過するトラブルがあったものの、判定勝ちを収めている。直近2026年6月のアンドレ・リマ戦では計量オーバーが問題になったものの判定勝ちを収め、連勝中でこの上海戦に臨んでくる。南米の国から這い上がってきた選手で、UFC公式サイトのQ&Aでは「恐怖や疑念、困難な瞬間と向き合ってきた人間だと知ってほしい」と語っている。舞台度胸という点でも侮れない。

8月29日の見どころと勝敗予想──スタイル的な相性と注目ポイント

鶴屋のストロングポイントはレスリングベースの組み、テイクダウン、トップコントロール。打撃系のボルハスを相手にするとき、いかに早い段階でグラウンドに持ち込めるかが鍵になる。鶴屋は前戦でも組み際から素早くチョークに移行してみせた。あのスピードはUFCのフライ級でも通用するレベルだった。

ただし、鶴屋が前戦でバンタム級のグルレーを相手にしていたことは注意が必要で、フライ級ランカーのボルハスは単純比較できない。打撃のタイミングとスピードが違う。ボルハス側からすれば、スタンドの距離を保ちながら右のカウンターや左ミドルで削っていきたいはずで、組みに来た鶴屋をテイクダウンディフェンスで止めれば相当面白い展開になる。

判定になれば鶴屋のグラップリングが生きやすいが、ボルハスの打撃が当たる時間帯が長くなると波乱も十分ある。個人的な予想としては鶴屋が2〜3Rのうちにテイクダウンからサブミッションか、グラウンド&パウンドでフィニッシュするシナリオを推したい。ランキング入りがかかる一戦、フィニッシュにこだわってくるはずだ。

試合は日本時間2026年8月29日(土)プレリム16:00開始、U-NEXTおよびUFC Fight Passで生中継される。

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