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自然も人も支え合いながら生きている

 日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。
そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を忠実に
再現する技術力も大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し自分の形と言葉で
表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり文章を綴ったりと 様々にあると思います。絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると思います。
そんな方々のお手伝いをする為に私は絵画講師を続けています。
                              若林 薫


共生  S60号(130.3×130.3)㎝  アクリル+グラフィックペン


「共生」
  ミクストメディア s60
  
作者が 今までに描いてきた作品は画面にしっかりと
5ミリ方眼の升目をグラフィックペンで線引きし
その升目を半分塗ったり 又は4分の1にしたりして
パターンを展開しながら描画して来ました。

ところが 今回の作品を境に定規で描く作業に終わりを告げ
終始フリーハンドで制作しています。
その為 画面の升目はタテ長やヨコ長 大小様々な升目が発生し
長く引いた線も1本1本がゆらぎ 画面が波打ち揺れ動いて見えます。

そして 少し硬めに描かれた立ち並ぶ木立と   
その木々の間を吹き抜ける風は
アクリル絵の具を用いてやさしい色使いで彩色し
画面に四季の移ろいを与えています。

芽吹きの春の風  真夏の熱風  冬の北風
木の葉を散らす秋の風
葉を落とし垂直に立ち並ぶ木立には力強ささえ感じます。

又  別の見方をすると木立は国や人種を越えて人々が手をつなぎ
共に生きている様にも見えます。

吹き抜ける風は  人それぞれに持つ感情や意識の様にも思えて来ます。
風は 誰の目にも見えないけれどきっと熱い思いを
伝えてくれるものだと思います。

自然も人も支え合いながら生きている気がします。
作者の心の中で作品に向かう心情が一歩前へ
進んだ様に思えてなりません。

この作品は 第93回県展に出品しTVK賞を受賞しました。

               OCTオクト絵画講師 若林薫







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シリーズ 繰りかえされる時の中で



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