ワルプル観てきた。まどマギを語る
これはまどマギの話題する度に言ってることだけど、まどマギって僕の原体験のひとつで、アニメってこんな面白いんだァって僕が最初に思ったのはジブリでもディズニーでもなくまどマギで、ここから全てが始まったと言っても過言ではなく、だから並々ならぬ思い入れのある作品なんだけど、今回の映画は正直ちょっと期待を外した部分もあって、そこんところ辛辣になってしまうかもしれないが、ま、楽しかったぜっていうのは本当です。
当然ながらネタバレ。公式曰く自衛可能なネタバレならオーケーらしいので、ネタバレ注意タグも付けたし、まあ大丈夫でしょうって感じで次の行からバンバン書いていく。気をつけて。
・一番テンションが上がったところ→人魚の魔女のテーマソングが流れた瞬間。すぐ終わったけど。もっと活躍してほしかった。さやかちゃん。
・まどかみたいに魔法少女の救済を願った魔法少女、今まで居なかったのかってちょっと思ってたけど、それがワルプルギスって展開は予想外。舞台装置の魔女って名称は本編だとある種メタ的な意味合い(ほむらちゃんを破滅させるための敵キャラみたいなニュアンス?)を持ってたと思うんだけど、まさかまどマギの世界観の根本に関わる"舞台装置"だったとは。そんな彼女にも物語があったのだ。そこんところは良かったんじゃないかって思う。
・序盤ほむらちゃんの上位存在ムーヴ、あまりにもノリノリでちょっと面白い。なんか根本的にイメチェン願望があるんじゃないかって思う。ほむらちゃん。
・新魔法少女ふたりはどっちも破滅願望マシマシ過ぎてちょっとよくわかんなかった。ソシャゲとかで掘り下げされるのかな。うーん。
・結局まどかが消えるのねっていうのがなんか、一番モヤっとした部分だ。消えて戻ってまた消える。なんかキリがねえなって。
・そもそも僕は叛逆でほむらちゃんが悪いことしたってあんまり思ってない。だって、インキュベーターが叛逆で『そのうち円環の理ファックしたるからな』(意訳)みたいなこと言ってるじゃん?そんなことになったら人類総家畜化みたいなことだってあり得るじゃん?アイツの言う『人類とのフェアな関係』が人類にとってのフェアな訳ないじゃん?だからほむらちゃんはほむらちゃんなりに立派なことしたと思うんだ。悪魔ってのも本人が自虐でそう言ってるだけで、あの最悪な絵面もほむらちゃんの優しさから来る卑屈さ、後ろめたさの反映だと思うんだ。
・言うまでもなく叛逆の物語って(良い悪いを抜きにして)ある種の蛇足で、あれでほむらちゃんは全ての魔法少女の救済の物語を強引に捻じ曲げて空虚な箱庭に押し込めちゃった訳だから、そりゃワルプルギス(マルゲリートさんだっけ?)の心情的に面白くないのも解る。
・解るけどこれってやっぱ水掛け論みたいだって思うのね。まどマギっつったら今や10年代を代表するセカイ系SFだけど、きみ/セカイ みたいなこのジャンルでよく出てくる答えの出ない対立において、叛逆のほむらちゃんは きみ(鹿目まどか)を選んだわけじゃん。そんでセカイ(円環の理)の方を作り変えてコトを丸く治めた。でも今作ではやっぱりセカイの方がきみを持って行ってしまった。きみもセカイに尽くす選択を選んでしまった。
・この引っ張り合いは2項(きみ/セカイ)が対立してる限り永遠に終わらない不毛な争いで、だからセカイ系を卒業しろって大人は言うんだろうし、僕としても流石になんかアウフヘーベン(←意味合ってる?)っていうか、新しい地平線みたいなものが観たいですよねっていうことで、今回の映画にも期待してた訳なんだけど、結局セカイ系なのかァって思っちゃったね。
・結局、なぎさの言ってることが全てで、自分がどうしたいかっていう問題でしかないから、そしてそれにはもう叛逆で答えが出てるから、あんまりカタルシスを感じられなかった。
・SAKUGAはめっちゃ良い。良いんだけど、なんかサイケが強すぎて食傷気味感がある。叛逆ですらちょっとギリギリ感あるのにさらにトチ狂った感じになってる。アニメならではの表現って言えばそうなんだけど、ゴスで不気味でちょっとキモくて可愛いイヌカレーワールドと最先端アニメの超作画があんまり噛み合ってなかった気がする。
・インキュベーターはまだ何か企んでるっぽいので続編に期待を託すことにする。僕としては、ほむらちゃんが変なキャラ作るのを辞めて元のメガネほむらちゃんでまどかと普通に楽しく生きられればそれで良いと思う。

