【家族でスリランカ探究旅・中編】黄金の茶葉と野生の王国。自分の「感覚」を信じるお買い物とサファリ。
前回の続き。
キャンディのホテルで迎えた朝。
ベランダになにやら視線を感じる……と思ったら、お猿さんが。
1匹……2匹……3匹……4匹!
まるで我が家みたいな家族構成で集まってきて、なんだか笑ってしまいました。




手元のバナナを献上したい衝動をグッと飲み込みます。
ここで人間の食べ物の味を覚えさせてしまうと、彼らが自分で森の木の実を探さなくなったり、人に過剰にちょっかいを出してトラブルになったりしてしまうから。
野生との境界線を守り、そっと見守るのが「お邪魔させてもらっている側」のマナーですよね…。うぅ。
いざ、紅茶の聖地へ!自分の「好き」を選ぶ贅沢
キャンディといえば、なんといっても紅茶。
ゲラガマ紅茶工場では、茶畑での茶摘み体験から、葉っぱが紅茶になるまでの工程を丁寧に見学させてもらいました。


現地で紹介されたのは、高級品のゴールデンチップ、シルバーチップから、グリーンティー、OP、FP、BOP、BOPC……と、まるで呪文のようなラインナップ。
ここで作られたお茶は基本的にコロンボのオークションに出るらしく、直売しているのはここだけだそう。
いざ、試飲タイム。
お店の方の猛プッシュは、とにかく高級なゴールデンチップとシルバーチップでした。
「3回は繰り返し飲めるし、心臓病なんかにも効くから!」と熱いプレゼンを受けます。
いざ飲んでみると……日本のしっかりした紅茶に慣れ親しんだ私の舌には、なんだかとても繊細で上品すぎて「んー?」と首を傾げてしまうお味。
決して美味しくないわけではなくて、きっとお茶の奥深さを知る人が飲めばたまらない至福の一杯なんだと思います。
でも、なにせ本気でお高いし(笑)。
結局、今の自分の舌が「あ、美味しい!」と素直に反応したOP(オレンジペコ)と、ミルクティーにぴったりだと教わったBOPをホクホク顔でお買い上げ。

高級品も素敵だけれど、無理に背伸びせず自分の直感と好みを信じるのが、旅の買い物のお約束です ☕️
マーケットの攻防と、光のキャンバス
キャンディマーケットでは、モンペみたいなペランペランのズボン(これが涼しくて最高!)や、象の木彫り、革靴などを物色しました。
事前にドライバーのルワンさんから「高くふっかけてくるから気をつけてね!」と忠告されていたので、これまで世界の市場で鍛え上げてきた私の「交渉筋」がうずきますw
結果、最初に言われた値段の3分の2くらいでスマートに手を打たせていただきました。
まだまだ腕は鈍っていませんよ✨

ちなみに、ちょっと道を間違えた時に偶然見えたキャンディ湖の夜景が、たまらなく美しかったです。

19世紀初めに、キャンディ王国最後の王様スリー・ウィクラマ・ラジャシンハが12年もの歳月をかけて造った人造湖なのだとか。
暗闇にポツポツと灯るあかりは、まるで夜空のキャンバスをひっくり返したよう。
道を間違えてみるのも、悪くないなって思える景色でした。
黄金のプージャと、熱狂のフライパン
翌朝一番に向かったのが、世界遺産・仏歯寺。
釈迦の犬歯(仏歯)を祀る世界遺産に登録された仏教の聖地です。
(大好きなマンガ「聖おにいさん」で語られているのを見てから、行きたかったんだよねー♪)

9:30の「プージャ(礼拝)」に間に合うように滑り込むと、太鼓と笛の音が腹の底までドンドンと響いてきます。
黄金の容器に納められた仏歯の扉が開かれる特別な時間。
そのあまりの眩しさと、人々の信仰の熱気に圧倒されてしまいました。
建物内は撮影禁止の神聖なエリアがほとんどだったので、あの黄金の輝きは、しっかりと心のフィルムにだけ焼き付けて。

さもなくば熱されたこの道を裸足で歩く羽目になるのです。
さて、お次はディープな自然の世界へ。
キャンディからハバラナ方面へ移動し、ジープサファリに繰り出しました。

この日は象が集まっていそうだということで、「フルル・エコ・パーク(Hurulu Eco Park)」を案内してもらうことに。
午後3時。
いくら夕方に向かうとはいえ、スリランカの太陽は容赦ありません。
屋根のないオープンジープは、控えめに言って「熱したフライパン」。
暑い……いや、暑すぎる……!
水がどれだけあっても足りない気がする…💧
でも、その過酷さを一瞬で忘れさせる出会いが待っていました。
土埃の向こうから現れた、野生の象の群れ。

美しい羽を広げる孔雀たち。

日本では絶対に見られないような、カラフルな小鳥たちのさえずり。
(肉眼では見たけど、スマホでは追いきれなかった💦)
暑い暑いと文句を言いながらも、揺れるジープにしがみつく子どもたちの目は、キラキラと輝いていました。
エアコンの効いた部屋では絶対に味わえない、泥と汗と生命の匂いがそこにはありました 🐘
公園内の丘に登ってみる景色も、絶景!
サファリの熱狂と土埃にまみれ、心地よい疲労感に包まれたわが家。
でも、スリランカの旅はここからがいよいよ本番です。
次回の後編では、ついにあの「天空の王宮」へ。
高所恐怖症の夫が震え(笑)、私が1リットルの汗をかきながら挑んだ、シーギリヤロック1,200段の階段。
その先に待っていた、千年前の色彩を留める「謎の女性たち」との出会い 。
さらに、岩の天井を埋め尽くす圧巻の石窟アートや、娘が「NO CHILI!」と叫び続けた(?)スパイスたっぷりの美食探究記まで、一気にお届けします。
スリランカの旅のフィナーレ。
最後まで、この「探究」にお付き合いいただけたら嬉しいです。
それでは、後編でまたお会いしましょう! 🦁⛰️🍛


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