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売上高は感謝高

会議で、こんな言葉が飛び交っていませんか。

「この先、あといくら積めそうか?」
「このクライアント、まだいけるだろう」
「紹介は取れないか?」
「この提案で、なんとか決められないか?」

営業の現場では、よくある会話かもしれません。

でも私は、こういう言葉が増えてきたとき、少し危うさを感じます。

なぜなら、そこにあるのが
お客さんの幸せではなく、
自分たちの都合になっていることが多いからです。

数字は大事

もちろん、売上は大事です。

会社ですから、利益も必要です。
数字を見ない経営なんてありえません。

そこは否定しません。

ただ、問題は順番です。

ズレは静かに始まる

最初はきっと、違ったはずなんです。

役に立ちたい。
困りごとを解決したい。
この会社の力になりたい。

そんな気持ちで始まったはずです。

でも、数字に追われ続けるうちに、
少しずつ問いが変わっていく。

「どう役に立つか?」ではなく、
「あと、いくら取れるか?」になる。

このズレは、静かに始まります。

そして、売る側は意外と気づきにくい。

でも、お客さんは見ています。

最初の頃の温度と、今の温度の違いを。

売上高は感謝高

私は前から、何度も言っています。

売上高は感謝高です。

商品やサービスが届くことで、

不安が減る。
不便がなくなる。
不満がやわらぐ。
未来が少し明るくなる。

そのとき相手の中に、

「助かった」
「ありがたい」
「お願いしてよかった」

という気持ちが生まれる。

その結果として、
あとからついてくるのが売上です。

だから売上とは、
ただの数字ではありません。

どれだけ感謝されたか。
どれだけ役に立てたか。
どれだけ相手の未来に貢献できたか。

その総量です。

先に数え始めると苦しくなる

ところが現実には、
まだ十分な価値提供もできていないうちから、

「で、いくらになる?」
「次は何を提案する?」
「もっと広げられないか?」

と、売上の計算が始まってしまうことがあります。

でも、それは順番が逆です。

感謝が生まれる前に回収を急ぐ。
信頼が育つ前に刈り取りにいく。

これをやると、短期では数字が立っても、長くは続きません。

なぜなら、お客さんは
“売り込まれた感覚”に敏感だからです。

そして同時に、
“本当に助けられた記憶”も忘れません。

問題は営業力ではない

ここで大事なのは、
これは営業トークの問題ではない、ということです。

もっと上手に話せばいい。
もっと巧みに提案すればいい。
そういう話ではない。

これは、OSの問題です。

何を起点に仕事をしているのか。
何を最優先にしているのか。
どこに意識の重心があるのか。

そこがズレると、
会議で飛び交う言葉も変わります。

お客さんの成功より、自社都合。
信頼より、今月の数字。
価値提供より、回収。

こうなると、組織はだんだん苦しくなります。

先に問うこと

本当に先に問うべきなのは、

「どう売るか?」
ではありません。

先に問うべきは、

「どう感謝されるか?」
「どう役に立つか?」
「どう相手の未来をよくするか?」

ここです。

ここを飛ばして、
売上だけを追いかけても、どこかで無理が出ます。

逆に、ここがしっかりしている会社は強い。

派手ではなくても、選ばれ続けます。

売上は、ついてくる

私は、売上を考えるなと言いたいわけではありません。

ただ、売上を生む源泉を忘れないでほしいんです。

売上の源泉は、

信頼。
貢献。
価値提供。
そして感謝です。

だから順番を間違えないことです。

先に売上、ではない。
先に感謝。

先に回収、ではない。
先に価値提供。

先に自社都合、ではない。
先に相手の幸せ。

この順番を守れる会社は、強いです。

会議室に置く言葉

売上を伸ばしたいなら、
会議室に売上表だけを置いてはいけません。

その真ん中に、
この問いを置いたほうがいい。

「私たちは今日、誰にどんな感謝を生み出したのか?」

この問いがある会議は変わります。

「どこから取るか?」ではなく、
「どんな価値を渡せるか?」へ。

「どう決めるか?」ではなく、
「どう信頼されるか?」へ。

その積み重ねが、
結局、売上になります。

だからもう一度、言います。

売上高は感謝高。

これはきれいごとではありません。
むしろ、いちばん現実的な原則です。

数字が厳しい時代だからこそ、
数字の前にあるものを見失わない。

そこを外さない会社が、最後は強い。

今日の会議室に、ぜひ置いてみてください。

売上高は感謝高。

今日もきっと・・・I・W・D!

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