【失われた多摩川をたどる】〜霞川〜②
前回、約2万年前まで多摩川は現在とは違う場所を流れ、その痕跡が「霞川」として残っているらしいことを知った。
知識としては理解できた。
でも、それだけでは実感がない。
ということで、今回は霞川をまるまる一本自分の足で走り、「失われた多摩川」の痕跡を探してみることにした。
🔷全体ルート

今回のランニングはここからスタート。
霞川にとって「河口」は、入間川との合流地点である。

私は、大好きな「川の風景」の中でも「合流」が特に好きだ。
それぞれの流れの歴史が一つになるーー。
そこに、なぜかたまらなくロマンを感じるのである。
(共感してくれる人には、今のところまだ出会えたことはない)
しばらく、のどかな土手道を走る。

全体を通じて、勾配が急なのだろう。
流れの勢いを弱める「落差工」が、至る所に見られた。

その後、霞川は思っていた以上に住宅街の川だった。
川沿いには遊歩道が整備されている場所が多く、ランニングコースとして気持ちがいい。
左右の地形を見ると、かなり川から離れたところが高台になっている。
つまり、ここはとても幅の広い谷ーー。
2万年前まで、ここは大河の広大な河川敷であったという、悠久の浪漫に思いを馳せて走る。


ところどころ、川沿いの道が消えて無くなることも。
いわば「川ランあるある」の一つ。
今回も、走っていたらいつのまにか藪に突入し、毒ヘビ注意⚠️の看板で引き返した。
右側がかなりの崖になっており、その上を進む形に。
その後も川をたどる。


しばらく走ると、周辺に茶畑が目立ってきた。
そうか、この辺りは狭山茶、入間茶の生産地だったか。


JR八高線の橋梁。鬱蒼とした渓谷の雰囲気。
場所的には、霞川の中間地点あたり。
さらに上流へ向かう。


その後、視界が大きく開けた。
ロードサイドの案内板を見ると、晴れていればこの辺りから富士山が見られるという。


やがて霞川は驚くほど細くなり、上流端は実に唐突に現れた。
「あれ、ここで終わり?」
そんな印象である。



しかし地図を見ると、その先にも細い川が続いている。
それによると、源流は「風の子・太陽の子広場」付近と見られる。
(ネット上には「天寧寺の霞池」が源流との情報もある)

この先は上りがキツくなり、ランニングは終了。
歩いて「風の子・太陽の子広場」へ向かう。
まさにこの辺りが隆起して、元の多摩川は流れを変えたのだろうか…。
2万年という悠久の歴史に、また思いを馳せる。
広場は、程なく見えてきた。
谷間の谷戸(やと)地形を生かした公園。
週末だったが、人影はまばら。



地形的には、さらに奥へと沢が続いているようにも見えたが、道路自体は行き止まりに。
しかも、
「クマ注意⚠️」
さらに、ほんの数百メートル先で目撃情報ありとのこと🐻
…このあたりで撤収することにした。



一本の川を、河口から源流まで。
しかも、「失われた多摩川」に想いを馳せながら。
ーー満たされる想いがした。
そして、この日のもう一つの目的地。
JR青梅線、河辺(かべ)駅前の「梅の湯」♨️
駅前の商業ビル5階にある。
ランナー向けの荷物預かりサービスもあり、館内にはランナーや登山客の姿も多かった。

温泉♨️に浸かった瞬間、
「ゔぁぁぁ……」
思わず声が漏れた。
最高だった。
そして締めはもちろん。
ビール🍺

一口飲んで、
「くぅーーーー〜」
こちらも思わず声が出る。
最高。
……ただ一つだけ。
次回は瓶ビールにしよう。
泡が多すぎた😆
次は、多摩川と関係の深い、あの酒蔵のことでも語ろう。🦀🍶
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