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(What's the Story) Morning Glory?【Oasis】

棚卸023枚目

1日おきに投稿していきます。
2020〜2023まで"はてなブログ"で投稿し続けた、僕の所持しているCDの491枚+未発表のAiリライトブログ。
完全趣味、HM/HR寄り。
さらに身勝手な、
・スキ100突破で『名盤認定』
・スキ200到達で『神盤認定』
異論は認める。

アルバム詳細

発売日:1995年10月2日
レーベル:Creation Records
ディスク枚数:1

収録曲

  1. ハロー Hello [3:21]

  2. ロール・ウィズ・イット Roll With It [3:59]

  3. ワンダーウォール Wonderwall [4:19]

  4. ドント・ルック・バック・イン・アンガー Don't Look Back In Anger [4:48]

  5. ヘイ・ナウ! Hey Now! [5:41]

  6. (無題)[0:44]

  7. サム・マイト・セイ Some Might Say [5:29]

  8. キャスト・ノー・シャドウ Cast No Shadow [4:51]

  9. シーズ・エレクトリック She's Electric [3:40]

  10. モーニング・グローリー Morning Glory [5:03]

  11. (無題)[0:39]

  12. シャンペン・スーパーノヴァ Champagne Supernova [7:27]

※6曲目と11曲目は、クレジット上も無題です。理由は本文で。


棚卸23枚目。
ここまで2枚続けて、ブログを書き始めてから買い直した盤が続いたので、今回は本来のところに戻します。

大学時代に買ったCD。
30年前の棚から、そのまま出てきた1枚です。

そしてこのシリーズの中では、ちょっと毛色が違う。
HM/HR寄りと言っておきながら、オアシスです。

でも、これは外せません。
僕が持っている中でいちばん売れた盤で、いちばん好きな盤でもある。
そして、いまだに聴いている。

一家に一台

イギリス・マンチェスター出身のオアシス
本作はセカンドアルバムです。

全世界で2200万枚。
バンドの全アルバムの売り上げの中でも、断トツでこの1枚が売れました。
イギリス国内だけで約470万枚、英国史上5番目に売れたアルバムということになっています。

マイケル・ジャクソンの『Thriller』より、
ピンク・フロイドの『狂気』より、
この国では売れている。
そう書くと規模がわかりやすいでしょうか。

収録曲は、若い人でも「あ、これ知ってる、これも知ってる」となるはずです。
一家に一台的なアルバムですね。

僕はカラオケに行くと、ついつい入れてしまいます。
歌いやすいんですよ、これが。
そして歌いやすいということは、つまり、そういう風に作られているということでもある。

15日で録られている

驚くのは、この怪物みたいなアルバムの制作期間です。

録音はウェールズのロックフィールド・スタジオ。
プロデューサーのオーウェン・モリスによれば、実質15日、1日1曲のペースで録られたそうです。

最初の5日で録ったのが「Roll With It」「Hello」「Wonderwall」「Don't Look Back In Anger」、そして「Champagne Supernova」のほぼ全部。
初日から5日で、この盤の主要曲がほぼ揃っている。

信じられない打率です。

ちなみに「Cast No Shadow」は、ノエル・ギャラガーがスタジオに戻る列車の中で書いた曲。
親友だったザ・ヴァーヴリチャード・アシュクロフトに捧げられています。

6曲目と11曲目が無題の理由

元のクレジットを見ると、6曲目と11曲目が空欄になっています。
これ、印刷ミスではありません。

「The Swamp Song」という未収録のインスト曲があって、その一部を切り出したものが、曲間のつなぎとして2か所に置かれている。
アルバム上では、そのまま名前が付けられなかったわけです。

面白いのは、この曲がもともと「The Jam」と呼ばれていたこと。
そこにポール・ウェラーがハーモニカで参加してしまったため、さすがにまずいということで改題されたそうです。

ザ・ジャムポール・ウェラーが「The Jam」という曲に参加した。
それでタイトルを変えた。
なんともイギリスらしい話ですね。

なおウェラーは12曲目「Champagne Supernova」でもギターとコーラスを担当しています。

音がデカすぎる、という功罪

もうひとつ、この盤には後年よく言われる話があります。

オーウェン・モリスがマスタリングで使った、極端な圧縮のかけ方。
音の波形の頭を壁のように叩き潰して、CDの音量を当時のどのロックアルバムよりも大きくした。

再生ボタンを押した瞬間に音が飛び出してくる、あの感じです。
1995年当時、これは決定的に新しい快感でした。

その一方で、この盤が「ラウドネス・ウォー」──とにかく音をデカくする競争──の出発点のひとつだった、とも言われています。

30年後にヘッドホンで聴くと、確かにずっと大音量で殴られ続けている気はします。
でも、僕はこの音でこの曲たちを覚えてしまった。

ジャケットに写っている2人

ジャケットはロンドンのソーホー、バーウィック・ストリート。
すれ違う2人の男が写っています。

これ、メンバーではありません。
片方はプロデューサーのオーウェン・モリスで、手にはこのアルバムのマスターテープを持っている。
もう片方はDJのショーン・ローリーです。

自分たちの音を録った男が、その音源を抱えて街を歩いている。
それがこのアルバムの表紙になっている。

なかなか粋なことをしますよね。


構成メンバー

リアム・ギャラガー(vo)
ノエル・ギャラガー(g, vo, メロトロン, piano)
ポール・"ボーンヘッド"・アーサーズ(g, メロトロン, piano)
ポール・"ギグジー"・マッギーガン(b)
アラン・ホワイト(dr, per)

※7曲目「Some Might Say」のドラムのみ、前任のトニー・マッキャロルが叩いています。この曲が彼の最後の録音になりました。

バンドのいま

2009年、ノエルがパリ公演の直前にバンドを離れ、オアシスは解散しました。
理由はやっぱり兄弟喧嘩。
いろいろ深い問題はあったようですが。

本当に残念だ、と当時は書きました。

その15年後の2024年8月、再結成が発表されます。
2025年7月4日、カーディフで幕が開き、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリン、そして北米から南米まで回りきりました。
兄弟が同じステージに立つのは16年ぶりでした。

ただ、2026年の公演予定はありません。
リアム自身が「2026年は何もやらない」と明言しています。
次があるとしても2027年、という話です。

代わりに、この夏。
2025年のツアーを追ったドキュメンタリー映画が、9月にIMAXと劇場で公開されます。

タイトルは『Don't Look Back in Anger』。

30年前のこのアルバムの4曲目が、そのまま映画の題名になっている。
そういう位置に立ってしまった1枚なんです。


収録曲の紹介

Wonderwall

3曲目「ワンダーウォール」。
説明が不要な曲です。

タイトルはジョージ・ハリスンが1968年に出したサウンドトラック盤『Wonderwall Music』から取られています。
ビートルズの影が、こういうところにも普通に出てくる。

ノエルはこの曲について、自分自身から救い出しに来てくれる想像上の友達のことを歌ったものだ、という説明をしています。

世界中のギター初心者が最初に覚えるコード進行になり、ストリーミングだけで30億回を超えました。
それでもまだ聴ける。
そこがすごいところです。


Don't Look Back In Anger

4曲目「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」。
イギリスの第二の国歌とも言われる曲です。

オアシスのシングルで、ノエルが初めてリードボーカルを取った曲でもあります。
それまで彼が歌うのはB面だけだった。

2017年、マンチェスターでのテロ事件のあと、街の広場に集まった人たちが誰からともなくこの曲を歌い出しました。
追悼の場で、自然に、合唱になった。

「怒りにとらわれて振り返るな」というタイトルの曲が、そういう使われ方をした。
書いた本人にも予想はできなかったはずです。

ん〜やっぱりいい曲だ。
このころのオアシスが一番脂がのってて美味いね。


Champagne Supernova

12曲目「シャンペン・スーパーノヴァ」。
7分半のラストナンバーです。

ノエル自身が「自分としては、これ以上ないくらいサイケデリックな曲」と言っています。
歌詞の意味を訊かれて、書いた本人にもさっぱりわからない、と答えたことでも有名です。

そしてここでポール・ウェラーがギターを弾いている。
モッズの父と呼ばれた人が、次の世代の兄弟の、最も売れたアルバムの最後の曲に参加している。

1996年のネブワースでは、この曲でストーン・ローゼズジョン・スクワイアがステージに上がりました。
その2日間、12万5000人ずつ、合計25万人。
チケットには250万人以上が応募したそうです。

イギリスの人口の、およそ20人に1人。

この盤が売れるというのは、そういう規模の話でした。

それではまた、明後日。
棚から次の1枚を。


個人的偏愛評価

★★★★★★★★★★(10/10)
カラオケで入れてしまう。それだけで、この盤の強さは説明がついてしまう。

#オアシス #ブリットポップ #WhatsTheStoryMorningGlory #洋楽 #ロック #オルタナティブロック


※これが本アカです。ガチガチにまじめな記事ですので要注意。

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あおさん|30年前のレコード棚 原則いらないです。 でも、100円もらったら、ハードオフでジャンクCD漁ってきます。