三者三様の西日本豪雨―②広島県
1)広島県と土砂災害
以前にも書きましたが,花崗岩の広がる広島県は,これまで何度も土砂災害を繰り返してきました。終戦直後という特殊事情がある枕崎台風を除くと,今回の西日本豪雨は,広島県の災害史のなかでも,かなり大きな規模だということがわかります。
注)枕崎台風は,広島への原爆投下の1月半後でした。広島では爆心地近くに気象台(江波山)があったのですが,原爆投下により,通信不能になっていました。そうしたなかでの台風襲来でした。

広島県資料より,転載
2)西日本豪雨
前回見たように,広島県の被害者は土砂災害によるものです。その土砂災害の発生状況は下記のとおりで,県南部で広く発生しています。この状況は,広島県内の犠牲者の分布とよく一致しています。

中央防災会議・資料より,転載

上に同じ
さらに広く見て,西日本豪雨時の土砂災害の発生状況です。やはり広島県内は高密度で発生しているといえます。

出典:中国地方整備局[2019]「平成30年7月豪雨 中国地方整備局災害対応の記録」

上に同じ
3)当時の災害状況を見る
この状況と照らし合わせる形で,西日本豪雨の被害状況を見て頂きます。当時の動画のなかで,上記データとの関係が見えやすいものをいくつか紹介します。
ANNnews,2018/07/07
ANNnews,2018/07/10
日本経済新聞,2018/07/10
毎日新聞,2018/07/19
追記)
このような被害を受けた安芸郡坂町には,当時流れ出たコアストーンを設置する災害伝承碑が設置されています。周年行事においても,追悼のメイン会場になっています。
https://note.com/kenji_kajiwara85/n/n13d7a558d183
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