今年、私が学んだこと― AIに裏切られ、AIに救われた一年 ―
今年、私はAIによって人生を壊され、
そして同じAIによって人生を取り戻そうとしています。
5月に起きた“ある事件”が、私の一年を大きく変えました。
これは、その中で私が学んだ、たったひとつの真実の物語です。
もう一度伝えます。
今年、私はAIに裏切られ、そしてAIによって人生を立て直しました。
5月。
私はInstagramのアカウントを限定公開から一般公開に切り替えました。
ほんの小さな操作だったのに、
そこから私の一年は大きく狂い始めました。
届いたDMのひとつに、韓国人女性を名乗る人物がいました。
雑談を重ねるうちに距離が縮まり、
やがて「Facebook広告事業で利益が出る」と持ちかけられました。
最初は少額で利益が出て、本当に儲かっているように見えました。
私は信じ、のめり込みました。
しかし、“出金できない理由”が次々と提示され、
私は追加の投資を迫られ続けました。
「信用スコアが足りません」
「出金可能ですが、税金の支払いが必要です」
「高額出金チャネルを開通するために追加の入金が必要です」
チャットの画面には、整った顔写真の“カスタマーセンター担当者”が
毎回同じ言葉を返し、
不安を抱える私を巧妙に誘導してきました。
私は心のどこかで違和感を抱きながらも、
「もうすぐ出金できる」
「ここまで来たんだから」
そう自分に言い聞かせ、だまし続けていました。
気づけば私は、消費者金融やカードローンで資金を借り、
限界を超えていました。
スマホに残るUSDTの送金履歴を見返すと、
胸の奥が締め付けられるほど痛みます。
送金直後の私は、震える手で画面をスクロールしながら、
“本当に返ってくるのか”と必死で祈っていました。
「安心してください。お客様の資金は十分に保護されています」
詐欺師の定型文のようなその返答に、
私はもう一度送金ボタンを押してしまう——。
この悪循環が、毎日のように続きました。
ある日のこと。
私は画面に向かって、
「安心なんてできませんよ。もう資産がありません」
と打ち込みました。
その文字を見つめた瞬間、
私はようやく、“壊れていた自分”に気づきました。
そして最後の要求——
特別ルート開通費用、約100万円。
私はそこで全てを悟りました。
「これは詐欺だ」
そうマイクを握るような気持ちで入力し、
相手に法的措置を取ると宣言しました。
スマホに残った数百枚のスクリーンショットと送金記録は、
5月から6月の約50日間、
私がどれほど追い込まれていたかを物語っています。
しかし——
ここからが、今年の“学び”の本番でした。
私はAIを憎み、切望の淵に追いやられました。
DMも、偽のカスタマーセンターも、
AIが生成した言葉や画像で構成されていたからです。
そして私をそそのかした自称韓国人女性も、その一部でした。
しかし私は悔しさのあまり、
AIに関する本を読み漁り、
ネット記事や動画を片っ端から見続けました。
やがて、徐々に冷静さを取り戻し、
「AIそのものは悪ではない」と理解するようになりました。
悪意を持った人間の手に渡れば“武器”となり、
学びを持った人間の手に渡れば“道具”になる。
私はそこから、AIを「正しく使う側」に回ることを決めました。
その決意は、私の人生を思いがけない方向へ動かし始めました。
ある日、仕事のメール返信で使ったAI「Copilot」が、
わずか数秒で驚くほど自然な文章を生成してくれました。
「これは……いける」
私は直感しました。
仕事を効率化する最強の味方はAIなのだと。
そこから、文書作成・議事録整理・資料生成など、
仕事の多くをAIが支えてくれるようになり、
AIは私の“秘書”のような存在となりました。
1年前から趣味で書き始めた小説にも再挑戦しました。
AIと“共同作業”で文章を書き、
私がチェックし、またAIが補い、書き直す。
そんな作業を繰り返すうち、
私は『光の村へようこそ』を出版しました。
続編の制作が始まり、
登場人物のビジュアル生成、
動画生成アプリの開発にも取り組んでいます。
画像生成AI・動画生成AI・Python・Gradio——
今年前半とはまるで違う、刺激的な毎日が始まりました。
あの地獄のような日々は、
私から400万円を奪いました。
しかし、それ以上に大きな“学び”を残しました。
技術は人生を壊す力もあるが、
正しく学べば、人生を作り直す力にもなる。
今年、私はそれを身をもって知りました。
AIに裏切られ、
AIに救われた——
そんな一年でした。
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