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『不思議な なつかしさの源』:詩

間とは
見えざるところで
ふと揺れる影のようなもの

それは 音なき水面に
誰かが触れたような波紋

かたちもなく
意味もなく
ただ 在ったということだけが
ゆっくりと消えていく

それに気づいた者は
また どこかの間に揺れを見つける

そして その揺れは
言葉よりも先に 胸を震わせ

つかもうとすれば 離れ
忘れようとしても そこにある

その往き来に
私たちの心は
不思議な なつかしさを覚え

無性に かえりたくなる


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