電話の向こうの「人」に救われた日
今日は、我が家の設備関係に異常が見つかり、メーカーに問い合わせをしました。
商品に貼ってあるお問い合わせ先の番号に電話をしたのですが、実は昨年にも一度、同じようなことで問い合わせをしたことがあります。
そのときに来てくださった方の連絡先を聞いていたので、今回もまずその方に連絡してみました。
すると、
「一度、メーカーの相談窓口に連絡していただけますか。そこから依頼をいただかないと、こちらからは動けないんです」
とのことでした。
「そうなんですね」と思い、さっそく商品に貼ってあるお問い合わせ番号に電話をしました。
最初の対応は、とても丁寧でした。
ところが、以前の問い合わせ履歴を確認してもらったところ、
「以前のお客様の履歴が見つからない」
とのこと。
昨年、来てもらった経緯を説明したのですが、話をしているうちに、電話の向こうから少しイライラしているような雰囲気が伝わってきました。
私も、
「すみません。もしかしたら、前回は違うところに問い合わせをしたんですかね」
と、こちらが謝るような形になってしまいました。
すると、
「それでしたら、別のところにお問い合わせください」
とのこと。
「わかりました。お忙しいところ、ありがとうございます」
そう伝えて電話を切りました。
電話を切ったあと、少しだけモヤモヤした気持ちが残りました。
もちろん、対応してくださった方にも事情があったのだと思います。
たくさんの問い合わせに追われていたのかもしれません。
こちらには分からない大変さも、きっとあるのでしょう。
だから、その方を責めたいわけではありません。
ただ、こちらとしては、家の設備に異常があって不安で、どうしたらいいのか分からないから電話をしている。
それだけなんですよね。
その後、私が少し手を離せない状況だったので、妻が代わりに別のお問い合わせ先に、改めて電話をしてくれました。
すると、今度の方は本当に対応が良かったんです。
こちらも、
「お忙しいところ申し訳ございません。よろしくお願いします」
とお話ししていたのですが、担当の方が、
「お休みの期間中ですので、修理に伺うまでご不安かと思いますが……」
と、こちらの気持ちを気遣ってくださいました。
その一言が、なんだかとても嬉しかった。
同じメーカーさんへの問い合わせなのに、対応してくださる方が変わっただけで、こんなにも気持ちが違うものなんだなと思いました。
さっきまで感じていたモヤモヤが、いつの間にか消えていました。
そして、電話を切ったあとに、ふと思いました。
電話の向こうにも「人」がいるんだな。
問い合わせをする側も、対応する側も、同じ人。
こちらは不安な気持ちで電話をしていて、対応する側にも、忙しさや大変さがある。
だからこそ、ほんの一言、
「ご不安ですよね」
「お待たせして申し訳ありません」
「こちらで確認しますね」
そんな言葉があるだけで、受け取る側の気持ちは本当に違うんだと思います。
今回、問い合わせをしたメーカーさんは、誰もが知っている大きなメーカーさんです。
どこのメーカーさんかは、今回は差し控えたいと思います。
今回のことで、そのメーカーさん全体の対応が悪いと言いたいわけでもありません。
実際、後から対応してくださった方はとても親切で、こちらの不安な気持ちにも寄り添ってくださいました。
だから今回の出来事は、嫌な対応をされたということよりも、
「人の言葉って、こんなにも気持ちを変えるんだな」
ということを強く感じた出来事でした。
忙しいときには、目の前のことで精一杯になってしまうこともあります。
私自身も、きっとそういうことがあります。
だからこそ、自分が誰かと話をするときには、
「この人は今、どんな気持ちで話しているんだろう」
と、少しだけ相手の立場を考えられる人でいたいなと思いました。
そして、電話でも、対面でも、どんな場面でも、
相手の不安に少し寄り添える人が、少しずつ増えていったらいいな。
そんなことを思いました。
今日は家の設備関係のことで、少しバタバタした一日でした。
でも最後に対応してくださった方の一言に、なんだか救われました。
電話を切ったあとに残ったのは、最初の対応へのモヤモヤではなく、
「親切に対応してもらえてよかったな」
という温かい気持ちでした。
たった一本の電話。
ほんの数分のやり取り。
それでも、人の言葉ひとつで、こんなにも気持ちは変わるんですね。
今日、電話に出てくださった方に、
心から「ありがとうございました」と伝えたいです。
