ありがとう月刊コロコロコミック_ きさいちのコロコロ履歴書②
ありがとう月刊コロコロコミック_
きさいちさとしのコロコロ履歴書①
その2
よろしくお願いいたしますコロコロコミック
前回の投稿から、手元のエクセルで、何を書こうかという準備はしていたんですが、ほかのタスクが忙しくて、だいぶ間があきました。
でもここから連投します(笑)
ままま、連載するような感じではなく、ずっと置いとくからね~というものなので、好きなタイミングで見てくれればという感じです


1月号なので、毎年恒例の書初め系のメッセージとなってます。
前回の漫画大学校の受賞から、2か月後の1月号です!
ここで、きさいちの絵が、コロコロに乗ったのは、2回目!ということになります。それが下

新コミに受かりました…!
漫画大学校の読み切りを作ったときには、先の記事で書いたと思うんですが、
★【ちゃんと漫画の勉強をして、それにならって、32ページを作る。】
をしまして、同じメソッドで作りました。
そして通りました!よかった!
(どこかの記事でも書いたんですが、これは、しめきりを2,3日過ぎて投稿した記憶があります。というのも、郵送ではなく「持ち込み」をしていて、担当編集者の方と直接連絡を取っていたので、あと2,3日どうにかなりませんか、という会話をしたら、「直接持ってくるなら」みたいな会話があったことを記憶してます。もちろん実際はアウトなので、真似もできないと思うので、参考にはしない方がいいです。ここで言いたいことは、「こんな特別な措置があったぜ~イエーイ」ということではなく、【それまでに、絶対に間に合わせて、賞を取りたいんです!】という熱意を常に伝えてながら連絡をとっていて、かつ、たまたま曜日の配置や、そのときの雑誌の感覚が(もう10年以上前のだいぶ前のことですので)、とかが重なって、なんとかなった…というキセキに近いものでした、ということを言っておきます。そして、こういう「【熱意】がなにかを変えることってあったりするよね」ということが伝わればいいなと思っています。)
受賞作「デヴィルス×ドクター」はブラックチャンネル⑬に収録しているので、買ってね!!!!(宣伝)
宣伝もすませたところで、
この新コミ周りに関して、後輩に残せるものがあればなと考えたものを書いていこうと思ってます。
★ポイント★
(なんかこう、漫画家志望の若い子に対して、ここが学びのポイントだゾ!というところでこの★ポイント!★を出していこうと思います。)
●
まず、新コミを取ったら、審査員の先生方と、編集部のみなさんとのパーティーのような席が用意されます。
(これは別に隠していることでもないし、コロナのときにそれが断念されて紙面上で、ということもあったので周知の事実として)
その時に、実際の漫画家の先生が目の前に現れるわけですから、ここがいろいろと話を聞くチャンス!!なのです。
僕のこの73期のときは、↑に書いてあるとおり、4人の先生が審査員でして、お話ができました。
そして、このときに、たまたま編集部にいて「先生も行きますか?」って感じで、連載作家さんが急遽参加したりします。
僕のときはジョーカーの「たかはしひでやす」先生がその場にいたので急遽パーティーに参加してくれました!うお~っ
たかはし先生は話を聞くと、住所がぼくの家と近かったので、それもあって、「是非アシスタントさせてください!」と伝えることができて、これが叶いました。やった~!
これを「ずうずうしいなぁ」と捕らえるひともいるでしょう、しかし、漫画の世界は勝ち残ってなんぼの現実的なところもありますので、先も記したように「熱意」として、アタックしていく、それも大事だと思います。
いちおう言っておくと、失礼のない言葉遣いとか、そういう常識的なコミュニケーション能力は必要ですので・・・(ぼくも自分でいうと自信がないですが…)。
あと、もうひとつは、
編集さんたちも集まる場所なので、これもチャンス・・・!
先生が集まっているのでこれは見逃しがちですが、じっさいにお仕事をふっていただけるのは編集さんたちです。なので、トイレで鉢合わせたり、店からタクシーに移動してるときなど、近くに誰かがきたら、挨拶をして、何を担当されているんですか!とか、僕の漫画どうでしたか!という話をするのは大事だと思いますね。今ぼくが当時のパーティーに帰れたら、ミニポートフォリオなんか作って、みなさんに配るとかすると思いますね。地元のお菓子とかつけたりして。(ごめん、お菓子はうそだけど)。
●
もうひとつ、これはちょっと暴露に近い話かもしれないけど、でも、僕もすごく共感した話なので…。
まんが賞って、賞金があって、しかも、この新コミでは、大賞が出なかったときは、特別育成金(だったかな?のような名前のお金)が、上乗せされるんですね。たしかちゃんと記載がある。
ぼくのときは大賞の100万円が3人に分配されるので、受賞の30万とあわせて、合計で63,3333のお金を頂くわけです。
(うひょー!と思うかもしれませんが、ぼくはこれで学費返済を完了しました。返せたときは、「か、返せるんだ…」と感動した記憶があります(笑))
ででで、そのお金は、要するに「雑誌で将来、ヒット作を出す、あなたのための投資、という意味もある」という話を、この数年後に、耳にすることになります。どういうことかというと、この受賞のタイミングで、ぼくが「じゃあさよなら!」と、去ってしまったら、編集部的には「持ち逃げ」されたとも言えることになるのです。もちろん個人個人の自由ですが、受賞とは、「この先の未来を期待されて、いただくもの」ということを、わかっていた方がいいと思います。なので、受賞したからには、その雑誌の力になれるように頑張ること、つづける覚悟、は必要だと思います。
これは僕の言葉ですが「この雑誌でやる気がないなら投稿しないほうがいいよ迷惑だから」ということです。もうちょっと踏み込むと、「小学生を相手にする気がないなら」という言葉もつけておきます。
★ちょっと変わって、漫画の制作について
今はもう廃止されかもしれませんが、漫画賞には規定のページ数があります。オーバーしても、短くしても、受賞するパターンはあるんですが、
32pという指定があったら、32にする!それは大事なことで…、
これは樫本先生から直接聞いたはなしで、ぼくも深くうなづきました。
要するに「構成力」です。
もし雑誌連載のしごとをもらったら、毎月のページは決まっていて、その範囲でお話を作ることが日常になるわけです。そのため、規定のページをまもることは、その作家に、構成力があるかどうかを見定めることでもあるのです。ページ数が決まっているときは必ずまもりましょう。
★ここからはみんな同じ
新コミを取ったら掲載コンペに進むわけですが、ここから先は、連載作家も新人もありません。面白いものを出したものが勝つ、というステージです。
半年ごとに新しい人が来るわけですから、ぼくもこのあとの2014~今まで、半年に一度の新コミの発表が、怖くて怖くて…。「すごい新人がきたぞ!」なんて噂が毎年の新年会とかで話題になるわけです。自分が読み切りすら載ってないときに、大先輩の連載作家の先生が「あの子すごいよ」なんて話をして、「このままじゃまずい…っ💦」とか、そういうところも、作家陣にしてみての、新コミに関してのあるあるじゃないでしょうか。
●さいご
コロコロでは基本的にこの新コミを取ると、別コロの掲載コンペに挑戦できようになって、それが通れば別コロでデビュー。それが、僕たちの世代の階段でした。(すでに他紙でデビューしていたりなど、例外はありますが)
そして↑でいった、ぼくが漫画大学校と新コミを続けてとったメソッドが、これから、通用しなくなります。これが、新コミはとっても、そのあと続かない人の落とし穴の要因のひとつだなと思ったことがあるので、それは次回に!
■個人的な意見
いま雑誌ではいろんな賞があって、まんがのスキルの部分的なものに特化したもので挑戦できるようになっていますが、
ぼくは、全てを自分ひとりでやる新コミに挑戦することがいいなと思っています。大学校もそれだったんですが、いま、自分ひとりで一つの読みきりを完成させて評価してもらう賞が、コロコロから無くなってしまったので、総合的な力をつけるため示すためにも、新コミで実績を取ることが大事だなと思っています。部分的特化の賞はデビューは近いと思いますが、そのあとの作家人生を考えると、ぜんぶ自分でやった、という経験と、それを作る時間は、新人賞をとるときくらいしかないんじゃないかと思います。すぐにデビューできたとして、その時点ではよいですが、その話が終わったあと、次のステージ、またその次のステージを考えると…、ということで。
