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京大現代文 過去問2021|社会人国語で読み解く

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毎日12時は、
大学入試問題を社会人国語で読み解くシリーズ。
今日は、京大現代文過去問2021です。
まずは問題を見てください

課題文は載せません。
見てほしいのは、
「京大は、この一問で何を測ろうとしているのか」という
作問者のメッセージです。
その視点で、一緒に読んでいきましょう。

1 ナナイで解いてみよう

①何が
 
まずは、文章の骨格をつかみます。
 「斎藤茂吉は、作品を完成させようとしている。」
 
これが、この文で一番伝えたい内容です。

②なぜ
 
その理由は、
 「自らが表現しようとしている内容に
  最もふさわしい言葉を古今東西の語に探し求め」
 
さらに、
 「短歌の厳密な定型の約束にもできるだけ正しくあてはめて」
 
いるからです。
 つまり、
 伝えたいことにぴったり合う言葉を選びながら、
 短歌の決まりもきちんと守っている
ことがポイントです。

③言い換え
 
ここまで読めたら、
 本文の言葉を根拠に、自分の言葉で言い換えます。
 すると、
 斎藤茂吉は、
 伝えたいことに一番合う言葉を選び、短歌の決まりも守りながら、
 作品を作り上げようとしている。
 
という答案になります。

2 ケーススタディ 社会人ならどう使う?

上司から、
「もっと分かりやすく説明して。」
と言われたとします。

①何が
 
「分かりやすい」とは、どういうことでしょうか。

②なぜ
 
なぜ上司は、その言葉を選んだのでしょうか。

③言い換え
 
「分かりやすい」を、
 明日からできる具体的な行動へ言い換えます。

受験でも仕事でも、
本質は同じです。
抽象的な言葉を、具体的な意味へ読み替える力が求められています。

3 今日のポイント

京大が測っているのは、
知識量ではありません。
「何が」をつかみ、「なぜ」を考え、
「本文の言葉を根拠に、自分の言葉で言い換える力」です。

日本の社会人は毎日、
人を読み、
空気を読み、
状況を読みながら生きています。
それは、世界から見ても非常に高度なコミュニケーションです。

京大の現代文は、その力を鍛える最高の教材の一つです。
今回も、
社会人国語で作問者のメッセージを読んでみました。
次回も、一緒に読み解いていきましょう。

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