東大現代文 過去問2021|社会人国語で読み解く
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毎日12時は、
大学入試問題を社会人国語で読み解くシリーズ。
今日は、東大現代文過去問2021です。
まずは問題を見てください

課題文は載せません。
見てほしいのは、
「東大は、この一問で何を測ろうとしているのか」という
作問者のメッセージです。
その視点で、一緒に読んでいきましょう。
1 ナナイで解いてみよう

①何が
まずは、文章の骨格をつかみます。
「HIVの感染者が、新たな深い関係を築くようになった。」
これが、この文で一番伝えたい内容です。
②なぜ
その理由は、
「従来のように医療機関や家族に世話になる」のではなく、
「非感染者も参加してケアし合う」
からです。
つまり、
家族や病院に任せるだけではなく、
感染していない人も
一緒に支え合うようになったことがポイントです。
③言い換え
ここまで読めたら、
本文の言葉を根拠に、自分の言葉で言い換えます。
すると、
HIVの感染者が、
医療機関や家族だけに支えてもらうのではなく、
感染していない人とも支え合い、
新しいつながりを作るようになった。
という答案になります。
2 ケーススタディ
「もっと主体的に動いて」の行間を読む
上司から、
「もっと主体的に動いて。」
と言われたとします。
どういう意味でしょう?
行間は?
「頑張ってほしい」のではありません。
「言われる前に、自分で考えて動いてほしい」という意味です。
①何が
「主体的」とは、
どういうことでしょうか。
②なぜ
なぜ上司は、
「主体的」という言葉を使ったのでしょうか。
指示を待つだけではなく、
自分で考えて動いてほしいからです。
③言い換え
「主体的」を、
明日からできる行動に言い換えます。
例えば、
自分から課題を見つけ、提案し、行動することです。
受験でも仕事でも、
本質は同じです。
抽象的な言葉を、
自分が行動できる言葉へ読み替える力が求められています。
3 今日のポイント
東大が測っているのは、
知識量ではありません。
「何が」をつかみ、「なぜ」を考え、
「本文の言葉を根拠に、自分の言葉で言い換える力」です。
日本の社会人は毎日、
人を読み、
空気を読み、
状況を読みながら生きています。
それは、世界から見ても非常に高度なコミュニケーションです。
東大の現代文は、その力を鍛える最高の教材の一つです。
今回も、
社会人国語で作問者のメッセージを読んでみました。
次回も、一緒に読み解いていきましょう。
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