完全人生失敗マニュアル
はじめに
私は野球には全く興味が無いのですが、故野村克也監督が言っていた言葉で妙に印象に残っているものがあります。それが、
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
です。
元々は、肥前国平戸藩の第9代藩主で剣術の達人でもあった松浦静山の剣術書から引用されたもののようです。
確かに、世の中成功者などの勝ちパターンをトレースしようとしても、タイミングが数年違うだけで景気などの外部要因の影響などでうまくいかないことも多いでしょうし、事後にそのやり方を真似しようとしても旨味が残っていれば無数に新規参入者がわいてきて、あっという間にレッドオーシャンとなります。したがってその再現性は極めて低いと言わざるをえないでしょう。
しかしながら、失敗は古今東西に共通点がある程度存在し、大体この条件を満たせば再現性高く失敗できるなという条件が見えてきます。
つまり、ここを避ければ大勝はできなくても、エリスの敗者のゲームのような考え方で平均を上回る成果は出せのではないでしょうか。
そこで今回の記事では完全な失敗を実現するための条件を考察し、その対策を取ることで長期で負けないうちにいつの間にか周りが自滅して勝っている。そんな方法論を考察したいと思います。
「もし、今から1分ごとに2倍に増える魔法のコインが24時間で瓶いっぱいになるとすると、その瓶が半分に達するのはいつでしょうか?」
直感に頼るなら12時間後と答えたくなるこの問い。しかし、数学的な真実は23時間59分後です。
1分間で2倍になるということは、瓶が満杯になるわずか60秒前まで、瓶の中身は半分でしかなかったということ。それまでの膨大な時間は、傍目にはほとんど何も起きていない停滞にしか見えないのです。
この最後の一分で世界の景色が劇的に反転するという残酷なまでの真実。これこそが、不可視の蓄積の法則であり、これこそが古今東西を問わずに長期的に勝ち続けるための原理原則です。
そして、ほとんどの人は、この法則を逆に回しています。
気づかぬうちに、毎日少しずつ、確実に、失敗という名の瓶を満たしているのです。
では避けるべき失敗の法則を8つに分けて論じていきます。
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