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知識ゼロからAI秘書を作った話。推し活から今日の晩御飯まで。

「個人情報を保護する時代は、終わりました。」

 強烈なタイトルに釣られて見た、堀元見さんのこのYouTube動画がすべての始まりでした。

 内容をひとことで言うと、「自分の情報を全部Claude Codeに預けて、専属のAI秘書として使う」という手法の実演です。住所も持ち物も予定も全部書いておけば、AIが「あなた専用の文脈」で働いてくれる。見た瞬間、これは自分もやりたいと思いました。

 先に断っておくと、私はエンジニアではありません。非IT企業の普通の会社員です。ターミナルはほぼ触ったことがないレベルです。そして、この秘書は仕事には一切使っていません。なぜなら会社のセキュリティが厳しくて外部ソフトウェアを自由にインストールできないからです。
 私にとってのClaude Codeは推し活、晩御飯、買い物、読書記録等々のお世話をしてくれる、完全に私生活専用の秘書です。だからこそ気楽に、遠慮なく個人情報を預けられています。

作ったもの:ただのフォルダです

大げさな仕組みではなく、正体はPCの中の1つのフォルダです。

my-secretary/
├── CLAUDE.md         ← 秘書としての振る舞いルール
├── profile.md        ← 自分の基本情報
├── home/             ← 家電の型番、物の保管場所
├── food/             ← 調味料の在庫、夕飯レシピの履歴
├── events/           ← ライブ遠征の予定、宿の情報
├── books/            ← 読書メモ
└── memory/           ← 日々の記録

 私のMacbook Air M3にフォルダを作り、その中にAI秘書としての情報を作ってもらいました。
 CLAUDE.mdというファイルに「秘書として振る舞う」「記録がなければ正直に『記録がありません』と言う」「パスワード・マイナンバー・カード番号は絶対に書かない」といったルールを書いておく。あとはClaude DesktopのCodeタブでこのフォルダを開いて話しかけるだけ。「私は○○県○○市在住の〜」と自己紹介したら、勝手にprofile.mdに書き込んでくれました。ここが最初の感動ポイントです。
 あとは私のAmazon購入履歴、Notionページ、クレカ明細、Webブラウザのブックマーク情報等々、私の趣味趣向、お金の使いみちを全て教え込みました。今となっては、私以上に私のことを理解してくれてるかもしれません。

今、こんなふうに使っています

運用して数週間、現在の秘書の仕事ぶりを紹介します。

毎日18時、晩御飯のレシピが届く

 ダイエット中で鶏胸肉ばかり食べているのですが、「フライパン1つで作れる鶏胸肉レシピを毎日提案して。過去と被らないように」と頼んだら、毎夕Discordに買い物リストと作り方が届くようになりました。
 手元の調味料の在庫も把握しているので、買い物リストには足りないものしか載りません。もちろん、買い物リストに載った調味料は在庫リストに自動で加えてくれます。

通知系は全てDiscordに届くようにしてます

推し活の管理が異常に捗る

 私が推しているコンテンツ、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは、キャラクター、声優、ライブコンテンツが非常に多いコンテンツ。自分で情報収集して管理するのがとても大変です。例えば、ライブの申し込みには応募券が必要になるんですが、「どのCDに応募券が入っていて、締切がいつか」の管理が地味に大変なんですよね。AI秘書に任せたら、公式サイトやXを巡回して応募券封入商品をNotion上にデータベース化し、締切前にはリマインドまで飛んでくるようになりました。
 また、声優さんの配信番組の放送予定も毎週勝手に更新されます。遠征のときは「今日の宿までの行程を教えて」で、飛行機・バス・徒歩ルートまで出てきます。

AI秘書が自動で情報収集して作ったもの
AI秘書が自動で情報収集して作ったもの

「あれどこだっけ?」がなくなった

 家中の収納をスマホで撮って記録してもらったので、「単三電池どこ?」「レザーケア用品どこ?」に即答してくれます。家電の型番も説明書も聞けば出てくる。

セール待ちを任せられる

「このバッグ、セールになったら教えて」「このプラモが2000円以下になったら通知」——欲しいものを伝えておくと、毎週勝手に価格をチェックして報告してくれます。人間だと確実に忘れるやつです。

家計簿が勝手に付く

 カードの利用通知メールを毎週読んで、Notionの家計簿に自動登録。「この出費なんだっけ?」という謎の明細も、Amazonの注文履歴と突き合わせて特定してくれました。

おすすめの書籍を提案してくれる

 Notionにまとめてある読書メモから私の選書傾向を見て、おすすめの本を提案してくれます。あんまり読書メモがたまってないのでまだ多様性はあんまりないですが、自分で探すのは大変なので助かってます。

提案した書籍の読書進行状況も把握されてます

やってみて思うこと

 ポイントは「AIに個人情報を渡す」ことへの考え方だと思います。私は仕事の情報は一切渡さず、私生活に限定しました。その代わり私生活の情報は惜しみなく渡す。すると「文脈を全部知っている相手」にしかできない働き方をしてくれます。汎用のチャットAIに毎回説明する手間がないのは、想像以上に快適です。

 知識ゼロでも、エラーが出るたびにClaude本人に貼り付ければ解決策を教えてくれるので、詰むことはありませんでした。「AIと一緒にAI秘書を作る」という構図です。

今後やりたいこと

 次回は、各項目からひとつ選んで詳細書いてみようと思ってます。まだ初めてそこまで経ってないので、試行錯誤しながらですね。

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