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Janko Ravnik『In the Realm of the Goldenhorn』スロヴェニア初の長編はトリグラフ山の美しき自然を描く

スロヴェニア初の長編映画であり、第二次世界大戦以前のスロヴェニアで製作された数少ない長編映画の一本。監督ヤンコ・ラヴニク(Janko Ravnik)はスロヴェニアのピアニスト/作曲家であり、リュブリャナ音楽院で数多くのピアニストを育成した人物でもある。二次大戦以前のスロヴェニアは他のユーゴ諸国と同じく国内で長編映画製作をする余裕がなく、ハリウッド映画に対抗することも厳しかった。そんな中で製作された本作品は、スロヴェニアの最高峰トリグラフ山に登る友人たちのグループを描いている。ちなみに、スロヴェニアで二番目に製作された長編映画 Ferdo Delak『The Slopes of Triglav』もトリグラフ山に登る人を描いているらしい。ワンツーで題材被りとかあるんだな。同時代にドイツの山映画ジャンルの興隆があり、ある程度参考にしたものとは思われるが、本作品は風景の美しさに重きを置いた観光映画の側面、及び当時の人々の生活を描いた民族誌学的な側面が強い。物語などはほとんどないに等しい。しかし侮るなかれ、素人が当時のバカでかいカメラを使ってどうやって撮ったのだろうか?と思ってしまうほど山の風景は美しく撮られている。『ヴェルミーリオ』くらい美しい風景もあった。観客には好評だったものの、批評家からはあまり良い評価は得られなかった。ちなみに、当初は107分あったようだが、現存しているのは70分程度のものである。

・作品データ

原題:V kraljestvu zlatoroga
上映時間:76分
監督:Janko Ravnik
製作:1931年(スロヴェニア)

・評価:60点

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