太ももミステリー 〜7ヶ月にわたる激闘〜
ある日、私の身体に異変が現れました。
左太ももに、謎の凹みのような線ができていたのです。
最初は筋肉の形かなと思いました。
試しに右太ももも確認してみましたが、同じ場所に凹みはありません。
そのときは特に気にしていませんでした。
しかし数か月経っても消えません。
さすがに気になった私は、知恵袋で相談してみました。

さらに、看護師をしている姉にも聞いてみました。




海外版の知恵袋のようなアプリでも調べてみると、同じ症状の人を発見。

しかもリプ欄には、病名まで挙がっていました。


それを見て、さらに不安になりました。
左太ももが目に入るたびに、「ほんとに大丈夫か?」と考えてしまいます。
ですが病院に行くわけでもなく、そのまま何ヶ月も放置していました。
そして、ある日。
いつものようにお風呂に入ろうとしていたときのことです。
洗面所でコンタクトを外そうとして、鏡をのぞき込んでいました。
そのとき、ふと太ももを見るとーー
いつもの線が、なぜか少し赤くなっていたのです。

「あれ?」
そう思って視線を下げた瞬間、私は気づきました。

太ももの線と、タオル掛けの高さが完全に一致していることに。
試しにいつもの姿勢を再現してみます。
鏡を見るために前へ体重をかける。
するとーー

太ももがタオル掛けにめちゃくちゃ押し付けられていました。
つまり、この数ヶ月間
私は毎日コンタクトを外すたびに、同じ場所をタオル掛けで圧迫し続けていたのです。
病気でもなんでもありません。
私が自分で作ったへこみでした。
数ヶ月悩み続けた「太ももミステリー」は、
洗面所のタオル掛けが犯人だったのです。
7ヶ月にわたる太ももミステリー。(引っ越してからあのタオル掛けを使ってるから7ヶ月)
犯人は、筋肉でも病気でもなく、
あの洗面所のタオル掛けでした。
人は原因を探すとき、つい遠くばかり見てしまいます。
でも本当の答えは、案外いちばん近くにあるのかもしれません。
