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【全体公開用】TELアポの考え方に関して


商談の入口でつまずく人ほど、電話の中で全部を決めようとします。
商品の良さを伝えたい。興味を持ってもらいたい。できればその場で前向きな反応が欲しい。

その気持ちは分かります。
ただ、TELアポで一番やってはいけないのが、電話を「小さな商談」にしてしまうことです。

電話の目的は受注ではありません。
商品説明を完了させることでもありません。
相手を納得させることでもありません。

TELアポの目的は、シンプルに「会う権利」を取ることです。

ここを間違えると、話し方をどれだけ磨いても成果は安定しません。
なぜなら、電話でやるべきことと、商談でやるべきことが混ざってしまうからです。

◆TELアポで失敗する人の共通点

アポが取れない人は、最初から説明が多くなります。
「弊社はこういうサービスをしていて」
「他社ではこういう実績があって」
「御社にもメリットがあると思いまして」

一見、丁寧に話しているように見えます。
でも、受付や担当者からすると、これは営業感が強く出ます。

相手はまだ話を聞く準備ができていません。
にもかかわらず、こちらだけが前のめりで説明を始める。

この瞬間に、相手の頭の中では「売り込まれそうだな」という判断が入ります。

TELアポでは、内容が良いかどうか以前に、相手が話を聞く態勢になっているかどうかが重要です。
だから、電話で全部を伝えようとするほど、逆にアポは遠ざかります。

◆電話の役割を絞る

TELアポの役割は、商品を売ることではありません。
相手に「一度話を聞いてもよさそう」と思ってもらうことです。

つまり、電話で必要なのは完璧な説明ではなく、次の面談につながるだけの興味づけです。

ここで大事なのが、話す量を減らすことです。
話す量を減らすと言っても、雑に話すという意味ではありません。
目的に合わない情報を削るということです。

電話で伝えるべきことは、次の3つで十分です。

  1. なぜ連絡したのか

  2. 相手に関係がありそうな理由

  3. 短時間で情報共有したいこと

この3つが伝われば、アポイントの入口は作れます。
逆に、ここに機能説明や価格説明や細かい実績を詰め込みすぎると、相手は判断疲れします。

◆前半のまとめ

TELアポで大事なのは、電話内で売り切ることではありません。
電話の目的は「会う権利」を獲得することです。

説明が多すぎると、相手は売り込まれる警戒を持ちます。
だからこそ、電話では目的を絞り、短く、相手に関係がある理由だけを伝える。

アポが取れる人は、話が上手いというより、電話でやるべきことを間違えていません。

◆ここから後半

では、実際にどう設計すればいいのか。
ここからは、TELアポを「売り込み」ではなく「面談機会の獲得」に変えるための組み立て方を整理します。

◆深掘り:アポを取るための4つの流れ

TELアポは、勢いだけで突破するものではありません。
流れがあります。

大きく分けると、次の4つです。

  1. 受付突破

  2. 関心づけ

  3. 日程提示

  4. 期待値調整

この順番が崩れると、電話は一気に重くなります。

たとえば、受付突破の前に詳しく説明してしまう。
関心づけが弱いまま日程を求めてしまう。
日程が決まった後に期待値調整をせず、ただ訪問するだけになってしまう。

こうなると、たとえアポが取れても商談の質が下がります。

◆受付突破は「お願い」ではなく「確認」

受付で大事なのは、お願い感を出しすぎないことです。

「ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか」
「少しお時間いただけますでしょうか」

この言い方が悪いわけではありません。
ただ、営業感が強く出やすい。

おすすめは、依頼ではなく確認のトーンです。

「〇〇の件でお電話しました。担当の方いらっしゃいますか」

このくらいで十分です。
細かく説明しすぎると、受付側に断る材料を渡してしまいます。

受付は詳しい検討をする場ではありません。
取り次ぐかどうかを判断する場です。
だからこそ、用件は短く、関係者感を持って伝える必要があります。

◆関心づけは一言でいい

担当者につながった後も、いきなり説明しすぎないことが大事です。

関心づけは、長い説明ではなく一言で作ります。

たとえば、
「同業他社でも効率化の相談が増えている件で」
「最近、〇〇業界で課題になっている部分について」
「御社のような規模の企業で見直しが進んでいる内容で」

このように、相手に関係がありそうな文脈を短く出します。

ここでの目的は、納得させることではありません。
「少し聞いてもいいかも」と思ってもらうことです。

◆日程提示は2択で出す

アポ組みでよくある失敗が、「ご都合いかがでしょうか」と聞いてしまうことです。

相手に自由に考える余白を渡すと、断る理由も一緒に探されます。
だから、日程は2択で出します。

「来週の火曜か木曜であれば、どちらがご都合よろしいですか」
「15分だけでしたら、水曜の午前か金曜の午後でいかがですか」

このように、相手が選びやすい形にする。

大事なのは、相手を追い込むことではありません。
判断の負担を減らすことです。

◆アポ後に期待値を整える

アポイントが取れたら終わりではありません。
むしろ、ここからが重要です。

アポだけ取って満足すると、当日の商談が弱くなります。
なぜなら、相手が何に興味を持っているのか、誰が判断に関わるのか、どの程度の温度感なのかが分からないまま訪問することになるからです。

日程が決まった後に、軽く確認します。

「ちなみに、現状で一番気になっているのはどのあたりですか」
「当日、関係される方も一緒に聞いていただいた方が話が早いかもしれません」
「短時間で要点を絞ってお伝えしますので、現状だけ少し教えてください」

この一言があるだけで、商談の質が変わります。
アポは取ることがゴールではなく、良い商談につなげるための入口です。

◆明日からやること

次のTELアポから、まず電話の目的を1つに絞ってください。

電話で売ろうとしない。
電話で全部説明しない。
電話で納得させようとしない。

やることは、会う権利を取ることです。

そのために、以下の順番で組み立ててください。

  1. 用件を短く伝える

  2. 相手に関係がある理由を一言で出す

  3. 日程は2択で提示する

  4. アポ後に期待値を整える

これだけで、電話の重さはかなり減ります。

◆後半のまとめ

TELアポは、話術勝負ではありません。
目的設定と順番で決まります。

電話の役割は、商品を売ることではなく、面談機会を作ること。
だから、話す量を増やすより、何を削るかが重要です。

売れる営業は、電話で勝負を決めようとしません。
電話では入口を作り、商談で価値を伝える。

この役割分担ができるだけで、アポの取り方はかなり変わります。

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