短編小説|七福神シリーズ5|【第2話 神が光る君をプロデュース!?】
のどかな昼下がり。イケメン源氏は寝床でウトウトとまどろんでいた。
乱れた髪すら絵になる若者の元へ、突如、巨大な宝船が舞い降りる!突風で御簾が吹き飛び、源氏は口をあんぐり開けて腰を抜かした。
「あら?失礼じゃなぁーい?」
弁財天のウインクに、慌てて烏帽子を被り「お嫌いにならないで」と和歌を詠む源氏。だが弁財天は「私を口説かなくていいから!稽古よ!」と一蹴。ここから神々による猛特訓が始まるのだ。
「特訓姿は見られたくないので、こちらで……」
源氏は二条院の隠れ一間を「ご存分に」と提供。甘えの強い彼を福禄寿が「物見遊山ではないぞ」と嗜めると、源氏も「……ご教授願い申し上げます」と漢を見せた。これには毘沙門天も「さすが漢じゃ!」と感服。
さっそく宴の達人・恵比寿が手ほどきを始める。「基本は良いが、その筋力では足りん。足腰を鍛え直せ!」
「ぇえーっ!?」
女探しの徒歩や、忍び足で鍛えたはずの自信を粉砕され、源氏の受難が幕を開けた。
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