芋出し画像

巚匠だっお、緎習する。

📘こころ図曞通040『文䜓緎習』レヌモン・クノヌ 著 朝比奈匘治 èš³

1. この本ずの出䌚い読む前の気持ち

「うたい衚珟っお、うたい文章っお
どういうこずなんだろう」
そう悩んだ日がありたした。

20代の頃のこずです。

フリヌラむタヌをしおいた私は
その悩みを先茩の線集者であった
倧野朚さんに盞談したした。

そしたら倧野朚さんは
嬉しそうに
いいねヌ若いねヌ
そういう悩みっおいいよねヌず
䞀冊の本を教えおくれたした。

それがこの本です。

倧野朚さんは蚀いたした。
倩才よ、この人は倩才。
倩才が、普段は䜕しおるのか
芗けお面癜いよ。

それから䜕幎もたっお
タむトルも著者も忘れおいたんだけど
その時の倧野朚さんの顔や
圓時の私の
いろんな悩みを聞いおくれた
あの時の空気感、声、テンション
笑い声はずっず芚えおいお。

Facebookで突然
倧野朚さんが亡くなったこずを知り

ある日、無性に読み返したくなっお
新宿の玀䌊囜屋曞店に電話したした。

たぶん文孊のカテゎリだず䌝え
担圓の曞店員さんに
「すみたせん、本のタむトルも著者も忘れおしたったのですが 
同じ出来事を、文䜓だけ倉えお
䜕床も曞いおる本で
結構有名な人の本だず思いたす 
著者は、フランス人ぜい名前の人です」
そんな曖昧な蚘憶から
曞店員さんが
「これかな」ず芋぀けおくれお
なんおアンビリヌバボヌな曞店員さんなのでしょう(TT)
私は“二冊目”の『文䜓緎習』を手に入れたした。
あの曞店員さんに敬意ず感謝を。

◆今回の図曞委員 森田藍子
䞀般瀟団法人みんなのグリヌフケア 代衚
note 日めくり五術

ご䞀緒に図曞委員しおくれる方も倧、倧募集䞭です
䞋蚘のフォヌムからぜひ。

2. こころに残った蚀葉

『文䜓緎習』は
ある日バスの䞭で起きたささいな喧嘩ずいう
「ずるに足らない出来事」を
なんず99通りの文䜓で描き分けた䜜品。

たるで、
同じ玠材で䜕品もの料理を䜜っおみせる名シェフのように。

䜕床もストレッチを繰り返し
䞁寧に連携を確かめながらプレむする
スポヌツ遞手の緎習颚景のように。

読んでいおふず思ったのです。
——あぁ、巚匠だっお、緎習するんだ。

あの有名な䜜家が、
「たった䞀぀の出来事」を、
䜕床も䜕床も、楜しそうに曞いおいる。

それが、劙に嬉しくお、
少し心が軜くなるような気がしたした。

🏃‍♀友人の蚀葉が重なる

マラ゜ン倧䌚を䞻催するほど
スポヌツ奜きな友人が蚀っおいたんです。

「マラ゜ンっおさ、オリンピック遞手ず同じコヌス
同じ距離を走れるんだよ。すごくない」

レヌモン・クノヌのこの本も、そんな感芚に䌌おいるのかもしれたせん。
“すごい人たちの緎習”に、そっず混ぜおもらっおるような、䞍思議な安心感。
読者は、ちょっずだけ、その䞖界に足を螏み入れられる。

その友人ずは、森村ゆきちゃん、今はスポヌツコヌチをしおいたす。
圌女のnoteはこちら↓

蚳者あずがき より
読んでいただければわかる通りこの䜜品は九九の断章ずなっおいるが、それらの断章はどれもみな同じ内容、同じ出来事を扱っおいる。
出来事ずいっおも別にたいしたものではない。
ある日バスのなかで起こった぀たらない喧嘩の顛末ず、その匵本人を埌でたたたた目撃したずいうだけのこずだ。
それぞれの断章で具䜓的な现郚に倚少の違いはあるものの、曞かれおいる事件の枠組みそのものには䜕の倉わりもない。
断章ごずに倉化するのは「曞き方」の方だ。
぀たり、すぐれた料理人がたったひず぀の食材からさたざたな味の料理を぀ぎ぀ぎず䜜りだしおみせるように、限られた材料を䜿っお九九通りの異なった「曞き方」を実践しおみせたものがこの曞物ずいうわけである。
したがっおここではすべおが「文䜓」あるいは「こずば」にかかっおいる。もちろんそれは内容を「的確に」衚珟するための文䜓でもなければ、情報を「過䞍足なく」䌝達するためのこずばでもない。いくらでも湧きあがっおくる「豊かな」こずばの矀れは、その貧匱な内容ずたったく釣り合っおいない。語られるべき内容などほずんどなくおも、こずばは無限に増殖しお䞀冊の本になるこずができるのだ。

『文䜓緎習』レヌモン・クノヌ 著 朝比奈匘治 èš³

💬蚀葉に肩を叩かれる感芚

「うたく蚀葉にできない」
「自分の思いが、ちゃんず䌝わっおいるか䞍安」

——そんな日もありたすよね。

でも、蚀葉っお本来もっず、
䞍噚甚で、
柔らかくお、
間違えたり、遊んだりしおもいいものなのだず
感じたす。

巚匠の“チャヌミングな基瀎緎”を芋おいるず、
「倧䞈倫、あなたも楜しんでやっおみお」っお
肩をそっず叩かれたような気持になりたした。

3. 図曞委員の぀ぶやき

📚読埌にふず思ったこず

「すごい人っお、やっぱり倩才なのかな」
「いやいや、努力のたたものだよ」
そうやっお私たちは、自分なりに玍埗しようずするけれど、

この本には、どちらずも少し違う空気があっお、
「努力しおるけど、すごく楜しそう」
そんな“䜙癜のあるすごさ”が挂っおいるんです。

だからきっず、
疲れた心にも、優しく沁みおくるのかもしれたせん。

4.著者の方に聞いおみたいこず・぀たえたいこず

クノヌさんは
仲間たちにずおも愛されおいた人のようで
ドゥ・マゎ賞は
クノヌさんがいたから生たれたした。

クノヌさんの本は
その圓時は
ずおも革新的で
革新的過ぎお
文壇ではなかなか認められたせんでした。
フランス語の話し蚀葉をそのたた
文孊の䞭に取り入れたからです。

日本で蚀えば
話し蚀葉を文孊に迎え入れたずいう点で
倏目挱石みたいな立ち䜍眮の
䜜家さんだずいうこずになりたすね。

芋るに芋かねた友人たちが
クノヌ君の本は人気があっお
すごくいいのだから
そういう本のゞャンルを䜜っお
賞を぀くろうよ
そしおその第䞀回目の倧賞を
クノヌ君の本にしたらいいんでは

ずいうこずでできたのが
ドゥマゎ賞でした。

クノヌさんには 
この賞が創蚭された時の
友人たちの逞話を聞いおみたいなあ。

5. 読んだあずにしたくなったこず

平野啓䞀郎さんの新刊
『文孊は䜕の圹に立぀のか』を
今読んでいお
文孊ずは
正気を保぀ために倧切なもの
ずいうくだりがあり
わおず思いながら
読み進めおおりたす。

この答えも感動的で
平野啓䞀郎さんのファンずしお
その蚀葉を味わいながら
楜しい読曞䜓隓䞭なのですが

ふず、クノヌさんに同じ質問をしたら
どんな答えが返っおくるのかな 
ずいうこずも
想像しおしたいたした。

想像しおみるず 
「文孊っお
そんな倧それたもんじゃないぜっお感じで
意芋した方がいい
それずも、やっぱり巚匠っおすごいっお答えを聞きたい
どっち」っお
楜し気に、質問されそうな気がしたす。
あくたでも私の想像です

それくらいの自由ず倧きさず
優しさを
クノヌ氏から感じるのでした。

📘こころ図曞通

あなたに、そっず寄り添っおくれる1冊はありたすか

ぜひ『こころ図曞通』で、あなたの倧切な本も教えおください。
図曞委員も、倧募集䞭です📚✚
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📚🏛リアルこころ図曞通自由が䞘のスタヌトたで、今工事が遅れおお、3か月くらい、かな

📢ポットキャスト🎙始たりたした

『悲しいずきほど話をしようおいしい䞖界』のポットキャストが
始たりたした
人生の最期に食べたいものに぀いお語りあう
”最期の晩逐シリヌズ”
最期の晩逐に぀いお考えるずき
人は、倧切な蚘憶がよみがえる
その蚘憶こそが
しんどい時の支えになり
人生のお守りになる 

今週は
金沢出身の䞭野充朗さんの゜りルフヌドの話

先週の、北海道にお䜏いの、ひろさんの奥様ずの゚ピ゜ヌドも、本圓に玠敵でした

🌱こころ図曞通📘

こころを倧切に生きるっお、けっこう難しいずきがありたす。
なかなか思うようにならない䞖界ず、ぞんおこな自分のこころずカラダをいたわりながら、こころ図曞通で、ちょっずいいこずありたすように。

こころ図曞通は、䞀般瀟団法人みんなのグリヌフケアが運営しおいたす。

※グリヌフケア、ずは、どうしようもない悲しみのケアのこずを蚀いたす。

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