「人の言葉がいつまでも引っかかる」理由|モヤモヤを手放す一つの問い
人の言葉に、
あとからじわっと
引っかかることはありませんか。
その場では流せたのに、
夜になって、少し重くなる。
そのとき、私が考えるのは
「失礼だったかどうか」ではありません。
もっと先にある問いかもしれません。
友人から、こんな話を聞きました
「上司にね、こんなふうに言われたんだって。
『明日休暇をとるからって、 今日中にやっておくことはありますか?』って聞いたら、 "別にありませんよ。たいして変わらないから"って。
それって、失礼だと思わない?」
確かに、 言葉だけを切り取れば、
少し冷たく感じるかもしれません。
でも、その話を聞きながら、
気持ちは別のところに 少しだけ引っかかっていました。
それは、「注意してほしかった」
という思いではなく、
その人との関係を、 この先どうしていきたいのか、という点でした。
「失礼だったか」より、先にある問い
そこで、
こんな問いを投げかけてみました。
「今後、その人と、どんな関係でいたいと思ってる?」
すると彼女は、少し考えてから、こう言いました。
「……ちゃんと向き合ってほしい、のかもしれない」
そのやりとりを聞いていて、
ひとつの見え方がゆっくり浮かびました。
彼女が本当に伝えたかったのは、「注意」ではなく、
「私は、少し傷ついた」
という気持ちだったのかもしれません。
「あなたが悪い」と言いたかったわけではない。
ただ、自分がどう感じたのかを、
わかってほしかっただけ。
そんな気配が、
その言葉の奥に残っていました。
相手を変える前に、自分に向ける視線
ここで大切なのは、 相手をどう変えるか、
ではなく、 自分はどうしたいのか、という視点です。
「自分はどう扱われたいのか」
「この関係を、どう続けていきたいのか」
その問いに立ち戻ると、
伝える言葉の形も、少しずつ変わってきます。
伝えることは、
相手を正すことではありません。
自分の気持ちに、自分自身が向き合うこと。
そこから、
コミュニケーションは 静かに始まっていくのかもしれません。
今日、一つだけやってみること|引っかかりの正体

この記事を読み終えたあと、少しだけ立ち止まって、最近のやりとりを思い出してみてください。
あとから、なぜか心に残った一言
その場では流したけれど、
少しだけ引っかかった言葉
どんなに小さなことでも構いません。
問いは、ひとつだけです。
その言葉を聞いたとき、本当は、その人とどんな関係でいたいと思ったでしょうか。
紙に書かなくていい。
答えが出なくてもいい。
ただ、
その問いを一度だけ、
自分に向けてみてください。
言葉に引っかかったとき。
その奥に、
どんな願いがあったのか。
今日は、
そこに目を向けられただけで、
十分なのだと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
今日のひとこと
言葉の引っかかりは、 自分の願いへの入口かもしれない。

きょうもいい日になりますね🌹
Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』
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