爪を噛む人への理解
今から25年くらい前、新聞でこんな記事を見つけた。
アメリカの研究で、大人になっても爪を噛む癖がある人は完璧主義者だという事を発表した。
その時は、へえ、そうなんだ!くらいにしか思わなかったけど、なぜかその爪を噛む人は完璧主義者という言葉は何年経っても忘れられなかった。
もう25年くらい前だから、どの新聞だったか?どこのアメリカの研究機関だったか等の詳細は覚えていない。
ただ、その記事を読み内容が面白くその時は妙に納得して説得力のある文章だった。読みいってしまった。
だから、結論をいつまでも覚えていたのかもしれない。
あれからなぜか爪を噛む人を見ると、当てはまるな、ああなるほど!と思うような事に遭遇した。
なかなか大人になっても爪を噛む人って多数派ではないし、むしろ少数派でそういう人に出会うことは多くはない。ただ、爪を噛む人を見る度にあの記事は当たっているなと実感した。
爪を噛む人の爪は深爪が特徴だ。
私の旦那さんは、その爪を噛む人だった。
彼が爪を噛む度に、爪はおいしい?と私は聞いた。彼はうんと答えたり頷いたりした。
ある爪を噛んでいた日、私はこの事を彼に伝えた。
爪を噛む人って、完璧主義者なんだってよ、と。
何それ?と彼。
あ、その日本語を知らないか。
だから、仕事をする時、部屋を片付けたり、掃除する時とか、100%以上の事をするの。
全部、キレイに、きちんと、キッチリと、自分の頭の中にある事をやるの。
それをやらないと気が済まないの、自分に厳しくてとわかりやすい言葉で説明した。
すると、彼の顔がパァと明るくなり笑顔になった。
そして両手を広げて抱きしめてきた。
そうなんだ、そうなんだよ。初めて誰かにわかってもらえたと嬉しそうだった。
あと、爪を噛んでいる時、たいてい彼は何か次を考えている場合が多い。
爪、おいしい?今、考えているでしょ?と聞くと大抵頷く。
後、ストレスが溜まった時も爪を噛んでいることが多い。
完璧主義者が次の作戦を考えている時、ストレスを解消する時、よく爪を噛んでいる。
彼らなりに生きるのに必死なんだな。必要な行動なんだなと見守ることにした。
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