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52. 焦らず、学び直す時間

前回に続いて、今回も過去の自分を振り返りながら、回復してから気づいたことを書いていきたいと思います。

早朝のアルバイトを続ける中で、私は少しずつ、もう一度、ちゃんと働いてみたいと思えるようになりました。

仕事への自信も戻ってきましたが、正社員として働くことには、まだ不安がありました。

「またいきなり無理をして、心が壊れてしまったらどうしよう。」

そんな気持ちもあり、すぐに就職するのではなく、ハローワークで相談して職業訓練を受けることにしました。

仕事に必要な知識や技術を学び直しながら、もう一度働く準備をしたいと思ったからです。

最初は、周りについていけるかなといった、不安もありました。

久しぶりに決まった時間に通い、人と関わりながら勉強すること自体が、当時の私にとっては大きな挑戦でした。
早朝の品出しアルバイトを終わらせてから職業訓練に通う為、長時間外で活動することも本当に久々のことでした。

初めは、職業訓練の時間になると眠くて眠くて仕方ありませんでした。
それでも通い続けるうちに、少しずつ生活リズムが整っていきました。

授業を受け、課題に取り組む。
そんな毎日を過ごす中で、まともに会話できなかった私が先生や訓練生と少し話をすることもできるようになりました。
昨日より、いい方に向かっているかもしれないと思える瞬間も増えていきました。

就職に向けて頑張る仲間ができたり、先生に褒めてもらえたりしたことで、自分にも、まだやれるかもしれないと思えるようになったことも、大きな自信になりました。

今振り返ると、休んで元気になった後、勇気をもって新しいことをやってみたことが大切だったのだと思います。
少しずつ人と関わり、生活のリズムを取り戻し、新しいことを学ぶ。
そうやって社会とのつながりを取り戻していくことも、私にとって大切な回復の過程でした。


もちろん、不安になることも、思うようにいかないこともありました。
それでも、焦らず、できそうだなと思えることから初めて、少しずつ「働く」ということに向き合えるようになっていきました。

もし今、早く元の生活に戻らなければ、と焦っている方がいたら、必ずしも急ぐ必要はないのかもしれません。

準備することも、学び直すことも、無理のないように前に進むための大切な時間です
私自身も、職業訓練で過ごした時間が、その後の社会復帰につながっていきました。
これからも、焦らず、自分のペースで前に進んでいきたいと思います。

※こちらの内容は、私自身の重度のうつ病を経験した際の体験と、回復してから過去を振り返って感じたことをもとに書いています。症状や回復の経過、社会復帰の方法には個人差があり、今回の内容がすべての方に当てはまるものではありません。職業訓練や就労についても、体調や状況に合わせて、必要に応じて医療機関や支援機関などに相談しながら進めることが大切だと思います。一つの体験談として読んでいただければ幸いです。

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