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「伏線回収」ってどういう意味?と4歳に聞かれて

娘は最近、名探偵プリキュアの歌がお気に入りだ。
車の中でも家でも、よく流している。

歌詞に「伏線回収」が出てくるたび、決まって聞いてくる。

「ねぇママ。伏線回収って何?」
「教えてよ!」

そのたびに私は、
「えーっと……」と言葉に詰まる。

「上手く説明できないなぁ」

そう答えると、
「えー!なんでよ!教えてよ!」と言われる。

いや、そう言われても、
なんて説明したらいいんだろう。

伏線回収って、本とかの物語を最後まで読んで、
「あっ!」ってなることだと私は思う。

でも、それを説明しようとすると難しい。

娘にも分かる物語で説明したい。
でも、頭の中が真っ白だった。
物語どころか、説明する言葉すら出てこない。

あとで夫にも話した。

「そう言われても、本とか読んでないと説明できないよね?」

夫も、「たしかに」と言っていた。


「伏線回収」だけじゃなかった。

別の曲では、
「迷宮って何?」とも聞かれた。

迷路みたいなもの……?

そう思ったけれど、それもうまく説明できない。
結局、「なんだろうね」としか答えられなかった。

少し前には、こんなこともあった。

夜に山の近くの道を車で走っていると、娘が赤く光る鉄塔を指さした。

「あの赤いのなーに?」

これなら説明できる。
そう思った。

「あれはね、電気を運ぶ電線をつないでるんだよ。
電柱って分かる?電柱の上に線があるでしょ?
あの線があの鉄塔まで続いていて、山の向こうまで電気を運んでくれてるんだよ」

家の電気も。街灯も。
あそこから電気が運ばれてくるんだよ。

私なりに説明した。
でも、娘はよく分かっていない様子だった。

そのときは、
「まだ難しいか」くらいに思っていた。

でも伏線回収のことを考えているうちに、少し違う見方が浮かんだ。

私は、説明が下手だったんだろうか。
分からない。

でも。

伏線回収は、物語を読んで初めて「あっ!」となる。

鉄塔も、電気がどうやって家まで届くのか知らなければ、私の説明だけで思い浮かべるのは難しい。

もしかして。

もしかしたら言葉には、体験がないと伝わらないものがあるのかもしれない。

それでも私は、まだ「伏線回収」を説明できないままだ。

いつか娘が物語を最後まで読んで、
「あっ、これが伏線回収なんだ」

そうつぶやく日が来るのだろうか。

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