限界看護師のリアルな物語!転職をきっかけに新たな未来へ✨
はじめに
もし今「看護師を辞めたい」と思ってる人がいたら、この話を最後まで読んでほしいです。あなたが弱いんじゃないってことを伝えたくて書きました。
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どん底の朝…

毎朝、病院の自動ドアの前で立ち止まっていた。
3回深呼吸する、それが日課だった。いつからそうなったのかもう覚えていない。気づいたらそうしないと中に入れなくなっていた。
私は看護師4年目の26歳です。
患者さんの「ありがとう」がこの仕事を続ける理由だと思っていた。でも正直に言うと、その言葉を素直に受け取れなくなっていた。お局の声が全部かき消してしまうから。
お局はうちの病棟で一番長く勤めている先輩。
点滴の速度が0.1mlズレただけで全員の前で怒鳴られる「こんなこともできないの」という声がナースステーション中に響いた。顔が熱くなった。でも泣いたら負けな気がして、ひたすらカルテを見つめていた。
謝っても終わらない。謝り方が悪いとまた始まる。
気づいたら私は鏡の前で謝り方を練習していた。看護師なのに。患者さんの命を預かる仕事をしているはずなのに、私がいちばん恐れていたのは患者さんじゃなく、お局だった。
休憩室でも気が抜けなかった。お局がいると、お茶を飲むタイミングすら気を遣う「あの子また座ってる」と言われた同期がいたから。その子は3ヶ月で辞めた。私は耐えた。4年間、耐えた。
耐えたとしても誇れることは何もない。
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葛藤の日々…

「辞めたい」と思ったのは2年目の冬だった。
でも、辞められなかった。
理由はたくさんあった「せっかく取った資格なのに」「ここを逃げたら次もダメなんじゃないか」「看護師以外に何ができるんだろう」その3つをぐるぐると考えながら毎朝深呼吸してドアをくぐっていた。
親には言えなかった「せっかく学校行かせたのに」って思われるのが怖かったから。友達にも言いにくかった「看護師ってすごいね」って言われるたびに、笑って返すのが精一杯だったから。
一番つらかったのは、自分を責め続けたことだと思う。
「私が悪いんだ」「私が未熟だから怒られる」「もっとできるようになれば、あの人も変わるかもしれない」そう思って勉強した。スキルを磨いた。でも何をやっても、怒鳴られる理由は変わらなかった。
ある夜勤の帰り道、電車の窓に映った自分の顔を見た。
知らない人みたいだった。疲れ果てた知らない人。
「あ、私、終わってるな」と思った。でもその日も次の日も、病院に行った。
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限界と転機

転機は急変対応の夜に来た。
ベテランナースが休みで、私が中心になって動かないといけない夜だった。患者さんの状態が急変して、走って、処置して、チーム全員で必死にやりきった。
終わった瞬間、達成感があった。
初めて「この仕事が好きだ」と思えた夜だった。看護師になってよかったと心の底から思えた瞬間だった。
その直後だった。お局が言った。
「判断、遅かったよね」
怒りも出なかった。涙も出なかった。胸の中で何かが音もなく崩れた。
その夜、ロッカーの床に座り込んだ。泣き方も忘れていた。声も出なかった。ただ、自分の手をぼんやりと見ていた。
翌朝、師長室に行って退職届を出した。4年間で初めて手が震えなかった。体が正解を知っていたんだと思う。
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変化の始まり
転職先を決めるまでの2ヶ月、正直に言うと怖かった。
「本当に辞めてよかったのか」「次の職場でもうまくやれるのか」「また同じことになったらどうしよう」辞めた後も頭の中はうるさかった。
でも、転職して最初の日。
ロッカーに荷物を入れていたら、先輩が声をかけてきた。
「わからないことがあったら何でも聞いてね!一緒にやっていこう」
たったそれだけの言葉で、喉の奥が熱くなった。廊下に出るまでずっとこらえた。
その日の夜勤明け、定時で上がれた。それだけで泣きそうになった。4年間、定時に帰ったことがなかった。残業が当たり前すぎて、定時を「早退」だと思っていた。
新しい職場で気づいたことがある。
ミスを報告するのが怖くなかった「次どうする?」って一緒に考えてくれた。後輩に優しくできた。怒鳴られ続けると誰かに強く当たりたくなる、あの連鎖が止まった。体重が戻った。ストレスで食べれていなかったことに辞めてから気づいた。
そして、患者さんの「ありがとう」が、また素直に嬉しくなった。
あの4年間、その言葉が届いていなかった。お局の声が全部かき消していたから。
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半年後の私

転職して半年が経った。
毎朝、病院の自動ドアの前で立ち止まらなくなった。深呼吸しなくても、入れるようになった。
あの4年間で失ったのは、体力じゃなかった「自分がここにいていい」という感覚だった。それを取り戻すのに、半年かかった。
今思うことは
看護師の資格は、その職場だけのものじゃない。日本中どこでも使える。私が4年間で積み上げてきたスキルは、お局がいない場所でも全部使えた。私が弱かったんじゃない。あの職場が異常だっただけだった。
でも、壊れている間はそれが普通だと思ってしまう。
毎朝深呼吸しながら職場に入っていた頃、それが「仕事のつらさ」だと思っていたけどそれは違った。それはSOSだった。体が出し続けていたSOS。
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最後に、あなたへ
これを読んでいるあなたが、もし今「辞めようか迷っている」なら。
迷っている時点で、もう答えは出ているかもしれない。
「もう少し頑張れば変わるかも」は、2年前の私も思っていた。変わらなかった。お局は変わらなかった。職場も変わらなかった。変わったのは、私の顔色だけだった。
逃げることは、負けじゃない。
環境を変えることは、諦めじゃない。
自分を守ることは、わがままじゃない。
あなたが積み上げてきたスキルも、経験も、あなたのものだよ。お局のものでも、その病院のものでもない。どこへ行っても、全部持っていける。
一歩が怖いのはわかる。私も怖かった。でも、あの一歩を踏み出した日の帰り道、初めて空が広く見えた。
あなたの「普通」は、もっと穏やかであっていいはずだから。

